消費者が企業活動に抱く疑問を考察するサイト ビジネスジャーナル ⁄ Business Journal
「政次が井伊家の味方であることを井伊家家臣に隠す」という伏線がうまく回収されなかったことで、視聴者からは「これなら政次を無理にいい人に描く必要なかった」「定説通りの悪役として登場させたほうがすっきりした」といった声が上がり始めている。ドラマとしては山場を迎えているのに、政次については「井伊家の裏切り者」という定説と「その裏では井伊家を支えていた」というドラマオリジナル解釈とのつじつま合わせに苦労し、ストーリーが破綻しかけている様子が見受けられる。
一言で言ってしまうと、つじつま合わせのために登場人物たちに余計な行動が増えてしまい、話の展開が回りくどいのだ。ドラマはこの先、今川・武田・徳川の思惑が入り乱れる激動の時代に突入するが、ここでなおも回りくどい話を繰り広げては、さらに視聴者離れを引き起こすだけだろう。単純明快な話をテンポよく見せることが視聴率浮上のカギになると思うが、ここまで話が進んでからでは難しいだろうか。
(文=吉川織部/ドラマウォッチャ-)
Business news pick up
RANKING
17:30更新関連記事
2023.10.18 04:00
2021.12.07 05:10
2021.11.30 05:10
2021.11.29 05:20