ファン待望の米倉涼子主演の連続テレビドラマ『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)第5シリーズが10月にスタートする。
今シリーズでは東帝大学病院としては初の女性院長が誕生し、その志村まどか役を大地真央が演じる。志村は東帝大学医学部を主席で卒業し、コネにも人脈にも頼らず実力一本で病院長の座に上り詰めた才女。蛭間重勝前院長(西田敏行)が推し進めてきた“医局ファースト”の悪しき慣習を一掃し、これまでにない“患者ファースト”の信念を持つクリーンな病院長だが、主人公の大門未知子(米倉)とは、さまざまな局面で対立していくことになるという。
そんななか、米倉が所属するオスカープロモーションの新人・是永瞳が“5代目秘書”として、バーター出演することがわかった。是永は昨年9月にオスカーが主催した「ミス美しい20代コンテスト」でグランプリを獲得し、芸能界入り。演技経験はまったくなく、これが女優デビュー作となる。
『ドクターX』では過去のシリーズにおいて、秘書役としてオスカー所属タレントが起用されてきた。第1シリーズには林丹丹が出演したが、2014年に芸能界をあっさり引退。第2シリーズの笛木優子、第3シリーズの内藤理沙は、すでにそれなりの実績を積んでいたが、昨年の第4シリーズでは演技初経験の田中道子が起用された。田中は「ミス・ワールド2013」日本代表で、昨年“女優宣言”し『ドクターX』でデビューを果たした。
「田中は短いセリフしかありませんでしたが、それでさえ棒読みで、視聴者の失笑を買ったのは記憶に新しいところです。その後、同じ事務所の武井咲のバーターで、4月期の『貴族探偵』(フジテレビ系)に出演しましたが、女優としての才能には疑問符がついたままです。今年5月には初の写真集を出しましたが、持ち前のプロポーションの良さを生かして、モデルやグラビアで勝負したほうがいいのでは、との声も多いようです。是永も未知数ですが、“『ドクターX』で秘書役に起用された新人は大成しない”とのジンクスは引き継がないようにしてほしいものです」(テレビ誌関係者)
今作もまた、視聴率20%前後をはじき出すであろう『ドクターX』で女優デビューを果たせるのは名誉なことで、その名を売るビッグチャンス到来となる。是永は“バーター出演”のイメージを払拭し、チャンスをモノにできるだろうか。
(文=田中七男)