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視聴率の回復も期待
月海や千絵子(富山えり子)の目を見開いたり、眉間にしわを寄せたりといった“顔芸”もさることながら、急に内ポケットから小学校時代の通知表を取り出す花森など、コメディ要素がたっぷりある『海月姫』。ポンポンと忙しく話が切り替わっていくのも良いところだが、月海と修、蔵之介の三角関係というそれぞれの気持ちにも、視聴者は嬉しくなったり切なくなったり、キュンとしたりと感情が忙しいようだ。この緩急あるテンポの良さというのが、この作品がもっとも評価されている点でもあるだろう。
さらに、稲荷と佐々木公平(安井順平)のコンビが繰り広げる漫才のようなやり取りもお気に入りのシーンだ。佐々木は稲荷の部下なのにもかかわらず、ときどきタメ口になったり、本気で修に恋してしまった稲荷を何気なく心配しているのもほほえましい。実は、このコンビは一部の視聴者に人気の模様。インパクトの強いキャラを演じている泉のほうが話題になることが多かったが、佐々木演じる安井はお笑いコンビを組んで『エンタの神様』(日本テレビ系)にも出演したことがある人物。このドラマ出演をきっかけに、今度はどことなく雰囲気の似ている俳優・八嶋智人のように、ドラマに欠かせないバイプレイヤーとして活躍していくのではないだろうかと予想している。
花森しかり、佐々木しかり、脇でひかるキャラが多いため、どのシーンをみても「このシーンいらないのでは?」と思うところが一切ない。これもまた、『海月姫』ファンが多くいる理由だろう。今後、カイがどのように月海たちを引っ掻き回していくのかも、気になるところだ。終盤に向けて、視聴率の回復も期待している。
(文=絢友ヨシカ/ライター)
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