ギャルモデルの“ゆきぽよ”こと木村有希が、相変わらず苦境に立たされ続けている。
2017年『バチェラー・ジャパン』(Amazonプライム・ビデオにて配信)に出演すると、その自由奔放なキャラと愛らしいビジュアルが受け入れられ大ブレイク。バラエティ番組や雑誌を中心に人気タレントとして活躍していたが、2021年1月に「ゆきぽよの自宅で知人男性がコカインを使用した疑いで逮捕、ゆきぽよ自身も家宅捜査と薬物検査を受けた」というスキャンダルが「週刊文春」(文藝春秋)によって報じられ、彼女は一夜にして“お騒がせタレント”として芸能界に居場所を失うことに。その後、芸能活動は再開したものの、いまだ地上波への復帰は果たされていないのだが……。
テレビの番組制作に詳しいある放送作家はこう語る。
「今年1月に“文春砲”をくらった際、捕まったのは知人男性であり、ゆきぽよはシロだったわけですが、テレビ業界というのはスポンサーの手前、クスリのような出演者の犯罪事案にはセンシティブに対応してしまうもの。彼女の所属事務所も、売れているのはゆきぽよぐらいの小さなモデル事務所で、今回のスキャンダルを挽回するほどの営業力もない。ゆえに、なかなか完全復帰とまではいかないようですね。
ただ、地上波への復帰はかなわないものの、ABEMAには何度か出演しています。しかし、今までのようなギャルモデルではなく、“お騒がせタレント”として起用されているので、当然求められるコメントのハードルも上がる。とはいえクスリ疑惑ですから、彼女が面白おかしく語れるわけもなく、その後はなんとなくフェードアウトしてしまう……。一度起用してみて、制作側が『もういいや』となってしまうことが多いんだと思います。不倫や離婚は笑いにできますが、やはりクスリと反社だけは、どんな手練れのMCでも避けざるを得ないですらかね」
「発売1週間で1180冊しか売れなかった」ゆきぽよの写真集
お騒がせタレントとして再起を図るべく、5月下旬には光文社から写真集を発売。心機一転という意味も込めたのだろうか、『はじめまして。』とタイトルがつけられたその写真集は、「発売1週間で1180冊しか売れなかった(オリコン調べ)」との報道が流れ、彼女の苦境をより際立たせた。
「その写真集をチェックしましたが、心機一転のわりには脱ぎが甘かった(笑)。記者会見では『70万部を目指します』とゆきぽよ自身が語っていましたが、その数字は、『着衣写真集歴代1位』ともいわれる田中みな実さんの写真集『Sincerely yours…』(宝島社)の売り上げを超えることを意味する。しかし、田中さんの写真集の購読者の7割は女性だといわれていて、実際彼女は、“美のカリスマ”として女性からの支持も多い。一方のゆきぽよは、ライザップにお世話になっているわけですからね。
とはいえゆきぽよのYouTubeチャンネルは登録者数が35万人弱となかなかの人気チャンネル。SNSのフォロワーも多いので、無料のコンテンツとしてはまだまだニーズはある。スキャンダルで広告案件の依頼は随分減ったとは思いますが、しばらくはここで頑張っていくしかないでしょうね」(前出の放送作家)
間違いなくタレント性はある、ならばより赤裸々にぶっちゃけていくのも手では
では、ゆきぽよが以前のように、ゴールデンタイムのバラエティ番組で再び輝ける日はもう来ないのか? ある芸能関係者はこう分析する。
「3年間ほどの間とはいえ、バラエティのど真ん中で活躍してきただけあり、タレント性はあると思います。復帰後に出演したABEMAでのゆきぽよは堂々としたものでしたし、その存在感やコメントもよかった。でも、スキャンダルの詳細には触れられないので、どうしても期待外れ感が漂ってしまうのですよね。ですから、この際、もっと赤裸々にぶっちゃけるキャラを突き詰められれば、地上波でのチャンスもまた巡ってくるかもしれません。そもそも、『過去の交際相手5人中4人は逮捕された』というすべらないエピソードを武器に芸能界をのし上がってきたタレントなわけですから、何を守りに入ってるんだって話ですよ。今こそ、“野良状態”だった頃のゆきぽよに戻って出直せばよいのではないでしょうか。
とはいえ、ギャルモデル枠ではみちょぱ(池田美優)や藤田ニコルが盤石な地位を築いているわけで、そこを切り崩すのは確かに至難の業。であれば、タレントとしての鮮度がまだ残ってるうちにしっかり脱ぐ、という手もあるのでは。そうしていっそのことスキャンダル性を強めていけば、逆に攻めに転じられるでしょうしね」
果たして彼女が選ぶ道は守りか攻めか。いずれにせよ、ゆきぽよならではの復活劇に期待したいものである。