芸能界の“ゲス”な部分を描く連続テレビドラマ『ブラックスキャンダル』(日本テレビ系)の第5話が、11月1日深夜に放送される。主演の山口紗弥加は、女優・藤崎紗羅(松本まりか)としての人生を失い、矢神亜梨沙として生まれ変わった“復讐の鬼”を演じる。
身に覚えのない不倫スキャンダルで芸能界を追放された紗羅は、一連の騒動が仕組まれたものだったと知ったのを機に、亜梨沙を名乗ってかつての所属事務所・フローライトにマネージャーとして潜入していた。これまでに、紗羅の釈明会見を仕切っていたテレビプロデューサー・五色沼仁(袴田吉彦)や、不倫相手を演じた俳優・棚城健二郎(波岡一喜)に復讐してきた亜梨沙だったが、10月25日に放送された第4話では、写真週刊誌「週刊星流」の記者・巻田健吾(片桐仁)が彼女の正体に気づき、揺さぶりをかけてくるという内容だった。
巻田は、5年前に紗羅と健二郎の不倫記事を書いて世に出した張本人。亜梨沙が整形で姿や声を変えた紗羅だと気づいた巻田は、バラされたくなければ自分の「操り人形」になるように……つまり、定期的に芸能人のスキャンダルを提供しろと脅してきたのだった。
一方、フローライトでは、チーフマネージャーの花園由祐子(平岩紙)がその座を亜梨沙に奪われやしないかと、危機感を抱いていた。そんななか、花園は事務所でくすぶっている俳優・稲沢晃(立花裕大)が後輩女優・小嶋夏恋(小川紗良)の人気ぶりに不満を抱いていることを知る。花園は、夏恋と夏恋のマネージャーである亜梨沙を失墜させるため、わざと稲沢に「夏恋は五色沼プロデューサーに枕営業して役をもらっていた」と吹き込み、このウワサを暴露させようと目論んでいた。
痛快な“復讐劇”が繰り広げられる同ドラマだが、今回はさすがの亜梨沙もピンチか……と、多くの視聴者がハラハラさせられただろう。しかし結局、稲沢は夏恋に揺さぶりをかけるも、彼女は信頼する亜梨沙に報告することで救われる。そして亜梨沙は稲沢を利用し、巻田に復讐を仕掛けるという“逆転劇”となった。