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吉本芸人への憧れにも似た怒り
ほかにも、「園子温と打ち上げ会場で大ゲンカした」という報道や、さらに過去をさかのぼれば、「ダウンタウンの悪口を言って松本人志に恫喝され、干された」といった逸話も。なぜ太田光はここまで噛みつき続けるのか。爆笑問題に近しいあるテレビ局スタッフはこう語る。
「太田さんは、“昔ながらの芸人さん”への憧れが強く、“破天荒こそ芸人”だと思っている人。しかし、コンプライアンスが叫ばれて久しい今の芸能界では、どうしてもその破天荒さは奇行に映ってしまう。最悪、『危なっかしくて使えない』と思われても仕方ありません。
一方で、番組内でミニコントを繰り広げて笑いを取る吉本芸人に対して太田さんが、決して認めたくはない、憧れにも似た感情を持っているのも事実。要は、噛みつきたいだけでなく、同時にじゃれ合いたくもあるんですよ。それなのにじゃれあい方がわからないから、いつも騒動になって奇行だと思われてしまう。スタッフや演者から総スカンを喰らう前に、ほどほどのじゃれあい方をマスターすべきだと思いますね」
お騒がせ芸人・太田光の奇行から見えてきた、彼の哀愁溢れる素顔。知的な笑いに定評がある彼だからこそ、今後は“アカデミックな奇行”を期待したい。
(文=藤原三星)藤原三星(ふじわら・さんせい)
ドラマ評論家・コメンテーター・脚本家・コピーライターなど、エンタメ業界に潜伏すること15年。独自の人脈で半歩踏み込んだ芸能記事を中心に量産中。<twitter:@samsungfujiwara>
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