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また、今回の「大手企業の外国人トップが資金の私的流用疑いで逮捕されたこと」については、日産のカルロス・ゴーン氏が逮捕された件を思い出した人が多かったよう。さらに、「親子が経営方針で対立し、息子が親を社長の座から引きずりおろした」という設定も、大塚家具のお家騒動を彷彿させるもので、ネット上では「大塚家具のお家騒動。日産のカルロス・ゴーンのパロで面白い」「大塚家具とゴーンのハイブリットみたいな案件…」「NISSANのCEOが逮捕され大塚家具のお家騒動が同時に発生する世界…カオスすぎ(笑)」と話題になっていた。
とはいえ、最近のドラマは実社会の事件をモチーフにした作品が多すぎて、次回も同じようなパターンが続けば視聴者離れが進む可能性もあるだろう。今期のドラマでは、天海祐希主演の『緊急取調室』(テレビ朝日系)でタイムリーな話題が続いているが、こちらは偶然といえば偶然。一方、1月期に放送されていた竹内結子主演の『スキャンダル弁護士QUEEN』は、毎回盛大にパロディ化される社会的事件が「パロディの寄せ集め」「そのまんま」と不評を買い、全話平均視聴率6.8%と大コケする結果に終わっている。
やっと視聴率回復の兆しがみえたところで、パロディで攻めてきた第2章。果たしてこれが吉と出るのか凶と出るのか、次回を楽しみに待ちたいところだ。
(文=絢友ヨシカ/ライター)
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