2ちゃんねる開設者の「ひろゆき」こと西村博之とキャスターの辛坊治郎の間で太陽光発電をめぐる議論が勃発し、互いに「頭の弱い人」「アタマや性格が悪い」などと応酬する泥仕合に発展している。
辛坊は2日、自身のTwitterに「バカばかりか?もし今日、太陽光パネルが出力をやめたら、即、東京は大停電する!事実を見ろ!バカども!」「もう一度言うよ。今日本中の太陽光パネルが発電している電力は、日本の稼働可能な原発全部をフル稼働しても追いつかないのですよ」などと太陽光発電の有用性について書き込み、過激な物言いがネット上で物議を醸していた。
4日には「まだ、太陽光発電についてバカ言ってる輩がいるらしいけど、真実は一つ!未来の日本のエネルギーは、クルマも含めて全て太陽光発電が担うようになる。よーく、覚えておくように!」と改めて発言。最後に「これを否定する人がいたら、無意識に経産省に洗脳されていると思いなさい。お馬鹿さん!」と、挑発的な言葉で締めた。
ひろゆきがこれに反応し、辛坊のツイートを引用して「全ての電力を太陽光発電にすると、日本の国土の3%ぐらいが太陽光パネル置き場になります。日本中の道路と同じくらいの面積です。そして、雨の日や夜間は電気が使えなくなります」と反論した。
さらに、ひろゆきは「発電効率の良いパネルや蓄電池が発明されてないのに、全ての電力が太陽光発電で賄えるという人は頭の弱い人だけです」と断じ、まるで辛抱が「頭の弱い人」であるかのような口ぶりで持論を展開した。
このやり取りが5日付の東京スポーツWEB版で「ひろゆきVS辛坊治郎氏」などと報じられると、辛坊は記事のスクリーンショットを引用しながら「おいおい、俺は一言もひろゆきさんのことなんか言ってないぞ。そもそも一面識もないし。何でもニュースにして再生回数稼ぐのはやめなさい」と大人の対応。ひろゆきの挑発に乗ることなく、余裕のある態度を見せたことで騒動は収束したかと思えた。
辛抱が「アタマや性格が悪いのは…」と皮肉ツイート
ところが、辛坊は6日に「ちなみに、私が個人を攻撃しないのは、アタマや性格が悪いのは本人のせいじゃないと思うからです」と、突然の皮肉めいたツイート。
続けて「人はそれぞれ、背負った環境の中で、生きやすさを目指すしかないですからね。何を背負っている人でも気持ちよく生きられる社会を作る、それが政治の責任だと思うのです」とも綴った。
辛坊の「アタマや性格が悪い」といった記述について、一般ユーザーからは「ひろゆきへの当てつけでしょ」「しっかり個人を攻撃してる」といったツッコミが続出。「互いに口が悪すぎる」「いい大人がみっともない」「辛坊さん、こんな人だっけ?」といった困惑の声も多く寄せられている。
互いに一家言あってそうそう簡単には自説を曲げないタイプであるだけに、これが因縁となるのは必至。今後、直接対決に発展する可能性もありそうだ。