横浜DeNAベイスターズのオーナーである南場智子氏と、監督の中畑清氏が「選手や社員の健康」について語り、多くの反響を呼んだ、当サイト8月28日付記事『中畑清ベイスターズ監督、遺伝子を語る「ときどき、ピピッと信号が送られてくる」』。
対談第2回の今回は、「中畑監督が遺伝子検査の結果を見た感想」について語ってもらった。
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南場智子氏(以下、南場) 私は高脂血症(脂質異常症)というか、昔から中性脂肪とコレステロールが高いんですよ。そんなに太ってないのに不思議だな、と思っていたら、MYCODE(マイコード)で「脂質異常症のリスクが、日本人平均より高い」と出て納得。それで、食事のパターンを変えました。
中畑清氏(以下、中畑) 改善しましたか?
南場 遺伝子は変わらないけど、食事に注意することでコレステロールの数値は下がったと思います。でも、魚卵とかが大好きで……。
中畑 実は、僕も魚卵を禁止されているんですよ。(コレステロールを下げる)薬も飲んでいます。でも、出されれば100%食べますけどね、僕は。
南場 ダメじゃないですか。
中畑 まあ、たまにはいいんじゃないかと。だいたい、僕が好きなものに限って「食べちゃダメ」っていわれるんですよ。ほら、ご飯とか、うどんとか……えーと、何だっけ?
南場 炭水化物?
中畑 そうそう、炭水化物! 炭水化物がダメっていわれると、本当にきつい。
南場 でも、スポーツ選手には炭水化物も大事でしょう。F1の選手だって、レースの前の日は、みんなスパゲッティを食べていますから。
中畑 そうでしょう? 炭水化物を食べないと力が出ないし、「食べた」という充実感がない。僕は福島にいた子供の頃からコメ人間なので、炭水化物がダメなんて言われると、生きている価値がないような気分になります。
南場 監督、タバコはもうやめたんですよね?
中畑 タバコは10年前にやめました。やめられたのは、天の声でしょうね。それまで1日4箱、80本吸っていましたから……。まぁ、最近はタバコの値段も上がったもんね。
南場 遺伝子は、若い時から基本的には一生変わらないんですよ。だから、本当は若いうちに検査を受けたほうが、早く病気や体質の遺伝的傾向を知ることができていいのです。若い選手たちにも、「自分は何に気をつけたらいいか」を知ってもらうのは、有益だと思うんですけどね。