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最も摂取量の多かったグループは、最も少なかったグループの約2倍の野菜や果物を摂っており、その量はブロッコリーなら1日にカップ4杯分、オレンジなら8個分に相当します。
日々、これだけの野菜や果物を摂るのは難しい、と感じるかもしれません。しかし、加齢黄斑変性の治療は困難を極めます。そもそも、根本的な治療法が存在しないため、治療の目的が「完治」ではなく「進行を遅らせること」になるケースも少なくありません。
たとえ治療で視力が回復したとしても、それを維持するためには、その後も治療の継続が必要です。治療の中心は薬物療法で、VEGF阻害薬という薬が使われますが、これは眼球内に注射をしなければなりません。治療費も高額で1回3~5万円、これを最低でも2~3回は繰り返さなければならないのです。
緑黄色野菜は敬遠されがちで、約3割の人が不足を実感しているとのデータもあります。しかし、今回の研究から明らかなように、目の健康には不可欠な栄養素を含んでいるのです。まずは、手軽に食べられそうなものからチャレンジして、こつこつとカロテノイドを摂ってはいかがでしょうか。
(文=関口瑞季/医療・健康ライター)
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