1月は新年会などで何かとお酒を飲む機会も多く、3月に入るとまた送別会やお花見などで飲み会が増えるが、ここで1カ月禁酒の実行をおすすめしたい。たった1カ月とあなどることなかれ。あなたの人生を変える可能性に満ちたチャレンジなのだ。
1カ月禁酒で人生が変わる!
イギリス発信の1カ月のプチ禁酒が、近年盛り上がりを見せている。欧米でも12月のクリスマスは宴会シーズン。また、1月に“新年の誓い”を立てる人も多い。そこで1月を禁酒月にしようという 「Dry January」というチャリティーキャンペーンを、アルコールに関する問題に取り組んでいる慈善団体が呼びかけ、各国で広がりをみせている。
Dry Januaryは、専用サイトにサインアップし、家族や友人など1カ月禁酒を応援してくれる人から寄付を募り、禁酒のチャレンジとともにアルコール問題を解決する団体への募金をするというキャンペーンだ。ひとりで禁酒を始めるより、まわりに宣言して寄付を募り募金をするという目的達成のため、より禁酒が成功しやすくなるというわけだ。昨年は約200万人がDry Januaryにチャレンジしている。
1カ月禁酒で変わること
(1)睡眠の質が改善する
多くの1カ月禁酒体験者が体感するのは、しばらくアルコールを抜くと深く眠れるようになるということだ。アルコールは寝付きを良くする効果はあるが、深い眠りを妨げる作用がある。お酒を飲んだほうがよく眠れる、というのは気のせいで、お酒を飲むと良質の睡眠は得られない。深く眠れるようになると、身体の修復や疲労を回復させる成長ホルモンの分泌が活発になるため、禁酒前に比べ疲労回復力が高くなり、朝爽快な気分が得られやすくなる。
(2)体重が減る
アルコールで摂っていた余剰カロリーが減り、お酒による食欲増進効果等がなくなるためか、チャレンジした人の半数に体重減少が報告されている。飲むとつい食べ過ぎてしまう人などには特に効果が高いだろう。
(3)肌がキレイになる
お酒には肌の水分を奪い、乾燥肌を促進させる働きがある。また、肌に炎症を起こし、赤ら顔や目の充血の原因にもなる。さらに深い睡眠が得られないことで、クマやキメの荒れ、毛穴の開き、ニキビなどのトラブルも起こりやすくなる。深酒は肌にとって百害あって一利なしなのだ。禁酒することで、乾燥肌や赤ら顔、むくみなど肌トラブルの改善を感じる人も多い。