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池内ひろ美「男と女の問題を斬る」

不倫の渡部建、セックス依存症的な傾向が強い可能性…男女ともに意外に多い実態

文=池内ひろ美/家族問題評論家、八洲学園大学教授
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渡部建

 渡部建ファンにとってはショックなことが露見しました。佐々木希ファンにとっては怒り心頭ですし、若い女性たちからは「のぞみんと結婚しても男の人は浮気するの?」という悲鳴が聞こえてきそうです。佐々木さんほど美しくて、子供を産み、家事と育児にがんばっても男性は浮気をするのか――、という男性への不信感を女性たちにおぼえさせたのが、渡部さんの最大の罪かもしれません。

 ただ、渡部さんのケースを「浮気」「不倫」という言葉だけで語っていいのか、少し疑問に感じます。日本ではコロナ禍から自宅に滞在する時間が長くなることで、浮気や借金など、それまで隠していたことが露呈して夫婦関係が険悪になる例は多く、DVに至る場合もあります。私は日々、多くのご夫婦からの相談に対応していますが、不倫の場合には良くも悪しくもその相手に対する愛情が存在します。

 しかし、渡部さんの場合はどうでしょう。「週刊文春」(文藝春秋)で渡部さんと関係を持った複数の女性が証言している内容がもし事実であったとすれば、渡部さんが行ってきたことは浮気・不倫ではなく、セックス依存症的な傾向が強いのではないかと感じます。不貞行為であることには変わりありませんが、かりに依存症であった場合は、通常の浮気とは異なり、そこに浮気相手に対する愛情はありません。実際に「文春」で証言している女性は、「彼は私のことを“性のはけ口”くらいにしか思っていなかったんでしょうね」と語っています。

 私が今まで受けてきた夫婦トラブルのご相談のなかでも、男性だけでなく女性の方にも依存症的な人はいましたし、医者やカウンセリング施設につないだことも多々あります。プロゴルファーのタイガー・ウッズが回復施設に入院し治療を受けたことで有名になりましたが、過去にも元米大統領のビル・クリントン、俳優のマイケル・ダグラスといった著名人も依存症であることをカミングアウトしています。

 依存症と判断される基準は、「過去6カ月の間に大量の時間を性的な空想や活動に費やした」「不安などから逃げるため、その快楽や逃避行為に依存してしまった状態」です。ストレスが高いといわれる著名人だけでなく、一般の方々のなかにもセックス依存症の人は想像される以上に多くいらっしゃいます。依存症の夫を持った妻が相談にいらっしゃることもあれば、ご本人が苦しい思いを抱えてご相談にこられる場合もあります。

 渡部さんが仮にセックス依存症だったとしても、妻以外の女性と性的関係を持つのは妻に対する裏切り行為ですし、法的にはもちろん不貞行為で、損害賠償請求の対象にもなり得ます。

 佐々木さんが、タイガー・ウッズの妻のように離婚という選択をなさるのか、クリントン夫人のヒラリーように離婚しない選択をされるのかわかりませんが、いずれを選んでも、苦しい思いを抱えながら彼の子供を育てていかなければなりませんので、まわりの大人たちは彼女を支えてあげてほしいと思います。

(文=池内ひろ美/家族問題評論家、八洲学園大学教授)

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