日常を彩ってくれるさまざまな生活雑貨を取り扱う100円ショップ。低価格で高品質なラインナップでしのぎを削る同業界において、「セリア」はそのデザイン性の高さで根強いファンを獲得してきたブランドだ。
業界最大手の「ダイソー」に次ぐ業界2位となっており、今年3月の決算報告によれば、2019年4月1日から20年3月31日までの売上高は1814億7600万円と3年連続で高成長を記録。店舗数も今年3月末時点で直営店1633店舗、FC店46店舗と着実な成長を見せている。
そんなセリア、今年の秋も新たな商品を数多くラインナップしてきている。今回も「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」は、セリアの商品ラインナップを独自にリサーチ。「この秋、揃えておきたいセリアのおすすめグッズ」を5つ選んだ。
折りたたみ傘用カバー/110円(税込、以下同)
心地よい涼しさの秋に突入したとはいえ、昨今の日本はゲリラ豪雨や台風など、突発的な雨に注意が必要だ。そんなときには折りたたみ傘が便利だが、使った後のビショビショ傘をすぐカバンにしまえないのはストレスが溜まるもの。そんなときに大活躍するのが、このセリアの「折りたたみ傘用カバー」である。
この商品、裏地が起毛したフェルト状のポリエステルなので、雨に濡れた折りたたみ傘を入れると、その水分を裏地がしっかりと吸収してくれるため、カバンを濡らさずに折りたたみ傘を収納できるのだ。
しかも入口部分が巾着式になっているため、カバンの中で傘が揺れて水滴が漏れてしまうなんてこともない。シンプルだが実に痒いところに手が届く名アイディアグッズといえるだろう。ただ、使用後は裏返してきっちり干すことも忘れずに。
木製クロス鍋敷き 18cm/110円
肌寒くなってきたこの季節、秋の旬な食材を使った体温まる鍋料理も乙なものだ。しかし、そんな場面で活躍する鍋敷きは、意外と使い勝手がいいものを選ぶのが難しいアイテムだろう。
布製のものは汚れがすぐ気になってしまうし、藁などの編み込み式のものはすぐ毛羽立ってしまう。さらにどちらも思いのほか直径が大きくなりがちで、収納スペースを取る。そんなときにおすすめしたいのがセリアの「木製クロス鍋敷き 18cm」だ。
この商品、手触りの良い加工が施されたケヤキを使った十字型の鍋敷きなのだが、最大の特徴が、その十字を分解してコンパクトに収納できるという点だ。しかも分解した木製パーツ同士は紐でつながっているので、収納時はフックなどに紐部分をかけておくだけでOK。値段も安く、買って損なしのアイテムといえるだろう。
ケーブルクリップ 4本固定型/110円
新型コロナウイルスの影響で、自宅でリモートワークをしている人も多いことと思う。それゆえ、徐々に机周りに仕事で使う電子機器が増え、気がついたらケーブルでゴチャゴチャ……なんてパターンもよく聞く話である。そんなときに便利なのがこの商品だ。
縦約2cm、横約6.4cmという小さなシルエットの本品。バラバラと散らばったケーブルを本品に入った4つのスリットにはめ込めば、あっという間にデスク周りの配線を整理できるのだ。若干スリットの円周にケーブルよりも余裕があるので、スマホのケーブルなどを抵抗なく引き出せるのも高評価ポイントである。
また、裏面には粘着テープがついているので、デスクにしっかりと固定することができる。価格も110円なのでコスパも抜群。2、3個まとめ買いして、デスクの一角に整理されたケーブルの配線ゾーンをつくっておけば、快適なリモートワークの一助になること請け合いだ。
マチが広いエコバッグ/110円
次に紹介するのは、その名も「マチが広いエコバッグ」。今年の7月1日より義務化されたレジ袋の有料化。大した金額ではないものの、毎日の買い物で積み重なると、バカにならない金額になってきてしまう。そんなときに利用したいのがエコバッグだが、意外と肌に合うものを見つけるのは難しいもの。
というのも、持ち運ぶ際のコンパクトさ、持ち手部分の触り心地、容量など、注意する点が多いからだ。そんななか、この「マチが広いエコバッグ」はそうしたエコバッグ選びのポイントを、しっかり押さえてくれた実に有能な一品といえるだろう。
固定用のゴムバンドのついた折りたたみ式で、収納時のサイズは縦約14cm、横約8.5cmとスマホほどのサイズ。持ち手部分は滑らかで柔らかいポリエステル製で、手に食い込みづらい幅広タイプとなっている。そして何より特筆すべきは、展開時のマチが約17.5cmもあること。これにより牛乳パックや2リットルのペットボトルなどがぐらつくことなくスッポリ入るのだ。実に使い心地の良い良品である。
小物収納コンテナ型/110円
季節も変わり、デスク周りのお模様替えを考えている方もいるのではないだろうか。そんなシーンで重宝するのが小物入れ。消しゴムやクリップ、ポストイットにUSBメモリといったゴチャつきがちな小物類をすっきりさせてくれる頼もしいアイテムだ。
セリアの「小物収納コンテナ型」は、そんな小物入れを選ぶ際に「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」がぜひ推薦したい一品。その注目ポイントは3つある。
1つ目はそのデザインがおしゃれなこと。貨物コンテナ風でやりすぎない遊び心が楽しい。2つ目はフタがついているということ。これにより埃が溜まるのを防いでくれるうえ、固定式でないので片手でもさっと開けられるのだ。3つ目は重ねて使えること。それこそ本物の貨物コンテナのように重ねておけば、収納場所を効率的に使えるのである。カラバリも赤や緑と豊富なので、用途ごとに分けて使うのもおすすめだ。
いかがだっただろうか。セリアの商品はデザイン性と機能性が両立した高品質なものばかり。とりわけ今回ピックアップした商品は、本当に便利なアイテムばかりである。実際に購入して、その便利さを味わってみてほしい。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)
※2020年9月中旬時点の情報になります