7000品目以上の商品を展開している「無印良品」。立ち上げられた当時は”わけあって、安い。”というキャッチフレーズを掲げて低価格をアピールしていたが、今では質本位な商品を生み出し続けるブランドとして広く認知されるようになった。
無印良品を展開する株式会社良品計画が1月8日に発表した決算短信によると、2021年8月期第1四半期の連結業績(2020年9~11月)は、営業収益が前年同期比で46.0%増の1149億6000万円となった。営業収益と経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益も損失を出していた前年同期から一転、増益を記録している。
そんな無印良品では衣服や家具、飲食品など多種多様な商品がラインナップされているが、今回「Business Journal 買うべき・買ってはいけない調査班」はそのなかから日々の生活に役立つアイテムを独自にリサーチ。「この春、買うべき無印良品の商品」を5つ選出した。さっそく紹介していこう。
繰り返し使えるマスク M 1枚入 約150×130mm/390円(税込、以下同)
コロナ禍でマスクが生活必需品になっていることに加え、春になると花粉が飛散するため、より質の良いマスクを探し求めるという方も多いだろう。無印良品でもさまざまなマスクが販売されているが、そのなかでも「繰り返し使えるマスク」は購入者からの評価が高い。
「繰り返し使えるマスク」のサイズはS、M、Lの3種類で、材質はポリエステルとポリウレタン、洗濯耐久性は手洗いで約50回だという。ネットでの評価としては「肌ざわりが良く、マスクによる肌荒れが解消した」「柔らかくエアリーな生地感が良い」など、感触を絶賛する声が多い。ほかにも「息がしやすい」という機能性を称えるものや、「嫌な臭いがしない」といった感想もあった。
実際に装着してみると、生地の伸縮性がとても高く、耳にかける部分もよく伸びて装着しやすい。さらに、肌に触れる部分はとてもエアリーで息もしやすく、マスクを着用することによるストレスは極めて低い。特に敏感肌の方には、この春オススメのアイテムといえるだろう。
アルミシャープペン 0.5mm/550円
「アルミシャープペン 0.5mm」は、今年の春に登場したばかりの新商品。名前の通り、素材にはアルミニウムが用いられていて、頑丈でありながらシンプルなデザインがセールポイントだ。
新商品ながら早くも機能性を称える声が上がっていて、「落としても壊れにくくなっていて、旧型より耐久性が増している」など旧型と比べた改良点に言及した意見が散見される。確かに、文房具は落とした際にペン先が曲がるなど、ふとしたときに壊れやすいのだが、その点が改良されているのだという。
「アルミシャープペン」を手に持ち、まず感じたのはその軽さ。ペンケースに入れてもかさばらないスマートなデザインで、それでいて従来品よりも壊れにくくなっているというのだから、日常的に使うのに打ってつけの筆記用具だ。
シリコーン調理スプーン スモール 約長さ25cm/490円
続いて紹介するのは、今春にリニューアルした商品「シリコーン調理スプーン スモール 約長さ25cm」。料理やお皿への取り分けに使用する調理スプーンで、耐熱性に優れて弾力性のあるゴム製であることと、小皿にも取り分けやすい小さめサイズとなっていることが特徴。
ネット上では「重くないから使っていて疲れない」「サイズ感がベストで、小さい鍋でも使いやすい」と高評価が相次いでいて、なかには「百均のスプーンを手放した」という声もある。
実際に料理をする際に使用してみたところ、鍋底の隅にある食材でも掬いやすく、軽くて使用していて疲れにくいため、使い勝手は抜群。これなら小さめの鍋でも使いやすいのは間違いないだろう。新生活を迎えるにあたって新しく調理道具を揃える場面でもオススメだ。
ブナ材ヘアブラシ ミックス毛・全長約20cm/690円
次に紹介するのは、身だしなみを整えるのに便利なアイテムである「ブナ材ヘアブラシ ミックス毛・全長約20cm」。ブラシ部には2種類の細いナイロン樹脂の毛を、ハンドル部は天然のブナ材を使用。また、クッション部分の中央には空気穴が開いており、これによって高いクッション性を実現している。
購入したユーザーからは「頭皮に気持ちいい!」「髪に絡まないし、毛も痛くない」といった使用感を評価する声があるほか、「髪がツルスベに」「手触りのいいサラサラ髪になります」と、使用後の髪の感触を賞賛する声も多い。
実際に手に持ってみると、持ち手にブナ材が使用されているため、プラスチック製のヘアブラシと比較すると非常に持ちやすい。使い心地も評判通りで、髪をとかしていくとサラサラになった。ブラシ部がしっかりした作りになっているので、壊れる心配も少ないだろう。
ツボ押し・山型 約直径65×46mm/590円
新型コロナウイルス感染リスク回避のためにリモートワークが普及し、今や家で仕事をすることはすっかり一般化しつつある。しかしながら、家から出ないで仕事していると運動不足になることもあり、肩や背中がこりやすくなってしまう。そういった場面で便利なアイテムが、この「ツボ押し・山型 約直径65×46mm」だ。
手のひらや肩、背中、足の裏など体のほぐしたい部分をマッサージできる本品。ネット上では「ちょうどいい硬さで痛きもちよく、首から肩にかけてのコリをほぐすのに便利」「デスクワークだけでなく映画鑑賞の際も足に乗せておくだけで気持ちいい」と、高評価の声が上がっている。
デスクの下に本品を置いて足裏で踏みながら仕事をしてみるととても気持ちよく、リラックス効果があって仕事も捗った。さらに、ベッドの上に置いてその上から寝転がってみると、肩甲骨や肩まわり、首にかけてのこりもほぐれて便利に感じられた。コンパクトで安価ながら、現代人の疲労を癒す体の味方になってくれるアイテムといえそうだ。
さて、紹介した「この春、買うべき無印良品の商品5選」のなかに、気になる商品はあっただろうか。転勤・転職などによる新生活をより充実したものにするために、本記事を参考にしていただけたら幸いだ。
(文・取材=「買うべき・買ってはいけない調査班」from A4studio)
※情報は2021年3月29日現在のものです。