地震や豪雨、災害時の備蓄用「水」、もっともコスパ良い商品は?どれくらい買っておくべき?
災害時には、なんといってもまずは水の確保。内閣府による首都直下地震等による東京の被害想定によれば、各ライフラインの復旧目標日数は、電気は6日、上水道は30日、ガスは55日となっており、さらに首相官邸のHPによると、飲料水は3日分、1人1日3 Lが目安なので9Lを常備しておくべきとされています。ペットボトル2Lを1ケース、計18Lくらいあれば6日は持つ計算となります。たとえば4人家族だと、4ケースで1週間程度もつことになりますが、このくらいであればなんとか置き場所も確保できそうです。
さて、費用が気になりますが、アマゾンのプライム会員なら、送料無料のサントリー食品インターナショナル「南アルプスの天然水」(2L×9本)が税込み875円(2018年6月27日現在)と1本当たり100円以下で買えます。しかも、マンションなどでも玄関先まで運んできてくれるため、とっても便利です。
アマゾンの「ランキング大賞2018上半期」でも売れ筋ベストでも、食品&飲料部門では5位までが水となっています。ちなみに1位はアマゾン限定の「キリン アルカリイオンの水」(2L×9本)です。値段は1,045円と「天然水」よりちょっとだけ高いですが、1本当たり116円と安くコスパに優れています。
特に、高層マンションにお住まいの方は、地震で電気が止まったりして運ぶのが大変なので、水の常備は必要性が高いと感じます。水の賞味期限は普通1年程度ですが、料理など常に使い回ししていれば、古くなって捨てたりすることなく節約できます。5年保存できる水などもありますが、少し価格が高いです。
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11年に東日本大震災が起こった直後、スーパーやコンビニの物資が極端に減ったことは記憶に新しいかと思います。そうした経験も踏まえて、ぜひ災害時の備蓄用に購入しておくことをお勧めします。
災害が起こると、普段とは異なった商品の価値観が生まれます。乾電池など災害時に売れる商品、反対に需要が低くなる商品がはっきり見えてくるので、そうした消費行動を考察することは勉強になるかもしれません。
(文=山本康博/ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役)
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