アパ不倫の後藤真希、ニンフォマニア&代償払っても性的満足追求の可能性…恐れる夫の暴露
元モーニング娘。のゴマキこと後藤真希さんの不倫が「週刊文春」(3月21日号/文藝春秋)で報じられた。後藤さんの夫は、不倫相手の男性に対して損害賠償を請求する民事訴訟を起こしているらしい。
後藤さんは二児の母であり、2017年にはベストマザー賞を受賞している。しかも、夫と子供の大切さについてテレビや雑誌などのインタビューで語り、SNSでも夫とのキス写真を披露し、ラブラブぶりをアピールしていた。一見幸せな家庭を築いているようだったのに、不倫に走ったのは一体なぜだろうか?
矢口真里さんと同じ「ニンフォマニア」の可能性
主に次の3つの要因によると考えられる。
(1)「ニンフォマニア(nymphomania)」
(2)禁を犯す快楽
(3)“女”であることを再確認したいという欲望
まず、数年前にクローゼット不倫で世間を騒がせた矢口真里さんと同様に(1)「ニンフォマニア」である可能性が高い。「ニンフォマニア」とは、女性の異常な性欲亢進を指す医学用語である。その語源は、ギリシャ神話に登場する好色なニンフであり、「女子色情症」と訳されることが多い。ちなみに、男性の異常な性欲亢進は「サチリアージス」と呼ばれ、やはりギリシャ神話に登場する半人半獣の「サテュロス」に由来する。
「ニンフォマニア」も「サチリアージス」も、自身の性衝動をなかなか抑えられない。そのため、性関係を持ちたいという欲望に抵抗できず、どんな代償を払っても性的満足を得ようとする。俗な言葉でいえば、“体が求めてしまう”のであり、幸せな家庭を築いていようが、芸能人だろうが、関係ない。
また、(2)禁を犯す快楽にも突き動かされているように見える。不倫の発覚がタレント生命を脅かしかねないことは、最近の騒動を振り返れば一目瞭然だ。だから、普通は「やってはいけない。もしばれたら大変なことになる」と自戒するはずだが、なかには「やってはいけない」と言われるほど、やりたくなる人がいる。「やってはいけない」とされていることをあえてやってのけることにある種の快楽を覚えるわけで、後藤さんもこのタイプかもしれない。
さらに、(3)“女”であることを再確認したいという欲望もあったように見受けられる。後藤さんは30歳を過ぎた今でも十分美しく魅力的だが、妻として母として日々生活していると、もう“女”としての魅力を失ってしまったのではないかと不安や焦りにさいなまれることもあるだろう。そういう不安や焦りを払拭するためにも、夫以外の男性と性関係を持ち、自分が“女”としてまだまだ“いける”ことを再確認したかったのではないだろうか。
離婚しないのは自己保身のため
この報道の後、後藤さんは自身のブログであっさりと不倫の事実を認めて謝罪し、夫との婚姻関係の継続の意思を示した。「週刊文春」の記事によれば、後藤さんは夫からDVやモラルハラスメントを日常的に受けていることを不倫相手に打ち明けたうえ、LINEのやり取りでも夫への不満を爆発させていたという。にもかかわらず、夫との離婚を選択しないのはなぜだろうか?
これは、自己保身のためだろう。まず、後藤さんはママタレとして再ブレイク中であり、最近はべビーブランドのプロデュースや育児イベントへの出演などの活動も行っていた。それなのに、自分自身の不倫が原因で離婚してシングルマザーになれば、ママタレとしてのイメージに傷がつき、今後の活動に支障をきたしかねない。だから、不倫に走った自分を許し受け入れてくれた夫とやり直すことにしたと強調したのではないか。
それだけではない。夫への恐怖も相当強そうに見える。後藤さんが不倫相手に送ったLINEからは、夫の過度の束縛がうかがえる。また、不倫相手が裁判所に証拠として提出した後藤さんの脚や腕の写真には青アザが写っているので、後藤さんが不倫相手に打ち明けたとされるDVの話が事実である可能性もある。
第一、妻の不倫を突き止めて問い詰め、すべて白状させたうえ、不倫相手に対して損害賠償請求の裁判を起こすほどの夫である。だから、離婚したら何をされるかわからないという恐怖を後藤さんが抱いても不思議ではない。今回の不倫に関して現時点では公になっていない話を暴露するかもしれないし、婚姻期間中に撮った写真を流出させるかもしれない。場合によっては、暴露本を出版する可能性だってある。
そんなことになれば、それこそタレント生命の危機だろう。そういう事態を避けるために婚姻関係の継続の意思を示したわけで、究極の選択といえる。
後藤さん夫婦が元の鞘に収まり、再び幸せな家庭を築くことを心から願うが、「覆水盆に返らず」ということわざもある。夫の怒りから復讐願望と処罰欲求が生まれるのではないかと危惧せずにはいられない。
(文=片田珠美/精神科医)