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『マツコの知らない世界』で話題、マニアック&中毒必須「鍋の素」3選&レビュー

文=TND幽介/A4studio
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『マツコの知らない世界』で紹介された「白トリュフ鍋の素」

 10月25日に放送されたTBS系のバラエティ番組『マツコの知らない世界』がSNS上で注目を集めている。この回は、エッセイストであり料理研究家の安井レイコさんが、マツコ・デラックスに「この秋食べたい!鍋の素の世界」と題し、今話題の鍋の素を紹介するという内容だった。

 安井さんは6500種類以上の鍋を食べ尽くしたという無類の鍋好き。とりわけ、市販の鍋の素の食べ比べが好きだそうで、番組では万人向けの逆をいく個性的な味わいが特徴のマニアックな「特化型鍋の素」や、鍋の素を2品混ぜた安井さん考案の「鍋つゆミックス」などをマツコにおすすめしていた。

 そこで本企画では、番組で紹介された3品の鍋の素を使った鍋を実際に作り、その中毒必須(?)な美味しさを実食レビュー。今回はすべて“一人鍋”を想定しているほか、使用する具材や量などは、番組の映像を参考に判断したものになっているので、その点はあらかじめご了承いただきたい。

「白トリュフ鍋の素」:白トリュフオイルの香りがクセになる絶品洋風鍋

 まずは、個性的な味の虜になる人が続出中の「特化型鍋の素」のジャンルから、「白トリュフ鍋の素」をご紹介しよう。

 本品はコーヒーや輸入食品などを取り扱っている「カルディコーヒーファーム」のオリジナル商品。近年はこうした“鍋のイメージからは遠い印象の企業”が続々と鍋の素業界に参戦しているのだそうだ。

 用意する材料は以下。

・「白トリュフ鍋の素」(1人前)
・鶏もも肉(120g カット済みのものでも可)
・キャベツ(80g)
・にんじん(30g)
・ブロッコリー(30g)
・エリンギ(30g カット済みのものでも可)

 作り方は、まず鶏もも肉を食べやすい大きさにカットする。キャベツ、ブロッコリーも食べやすい大きさにざく切りにし、にんじんは約0.5cm幅のいちょう切り、エリンギは約0.5cm幅に切り分けておく。

 鍋に「白トリュフ鍋の素」の鍋スープと、分量外の300mlの水を入れて、具材を入れたら中火で約10分から15分ほど煮込み、最後に「白トリュフ鍋の素」の調味油を回しかければ完成だ。

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 調味油をまわしかけた瞬間から、白トリュフの豊潤な香りとコクが全体を包み込み、かなりのインパクトを感じさせてくれた。一口食べてみると、その香りがよりハッキリと鼻を抜けていく。特に、ブロッコリーやにんじんなどを食べると、その甘みと合わさってより香りが立ち上がってくる。

 スープは優しいチキンベースだが、ほのかに魚醤やあさりといった魚介の旨味も加わっており、これらが絶妙に味の輪郭を際立たせていた。また、キャベツの甘みと鶏肉の旨味がスープに染み出すことで、どこか「ポトフ」のような洋風な味わいに仕上がっているのも印象的な、新感覚の鍋レシピである。

「岩下の新生姜鍋スープ」:ほどよい辛味で身体がポカポカするとんこつ風鍋

 次も「特化型鍋の素」のジャンルからご紹介。この「岩下の新生姜鍋スープ」という商品は、漬物の製造・販売で知られる「岩下食品」と、明治15年創業の老舗醤油メーカー「宮島醤油」がコラボした鍋の素となっている。

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 用意する材料は以下。

・「岩下の新生姜鍋スープ」(1人前 約250g)
・豚コマ肉(85g)
・えのき(40g)
・白菜(140g)
・豆腐(50g)
・長ネギ(70g)
・にんじん(20g)
・しいたけ(20g)
・「岩下の新生姜」(適量)

 作り方は、まず豚コマ肉を食べやすいサイズにカットしておく。次に「えのき」を食べやすいサイズにほぐしておき、白菜は約4cmのざく切りに。

 豆腐は約2cm幅に切り、長ネギは食べやすいサイズに斜め切りにし、「にんじん」は約0.5cm幅のいちょう切りにする。「しいたけ」は石づきを切り落としておく。「岩下の新生姜」は食べやすいサイズに斜め切りにすれば具材の準備は完了。

 次に「岩下の新生姜鍋スープ」をよくかき混ぜてから鍋に入れ、強火で沸騰させる。煮立ったら豚コマ肉、にんじん、豆腐、しいたけ、えのき、白菜、長ネギの順で具材を入れ、火を通していく。最後に「岩下の新生姜」を加えて中火で約10分から15分ほど煮込めば完成である。

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 湯気が立つ鍋に鼻を近づけると、生姜のさわやかで食欲をそそる香りがフワッと感じられた。最後に加えた「岩下の新生姜」の酢漬けの香りもキチンと残っており、インパクトは十分だ。長ネギや白菜など、熱々の具材を一口頬張ると、素材の甘みが引き出されており、実に美味。また、スープが少々トロッとしているので、具材とよく絡まるのも好印象である。

 肝心のスープだが、かなりガツンと生姜の香りが鼻を抜ける。舌触りはまろやかだが、かすかに残る辛味がいいアクセント。豚骨ベースのコクのある味だが濃厚すぎず、生姜の爽快感が活きるバランスなのが絶妙だ。ジューシーな豚肉と「岩下の新生姜」を一緒に食べれば、ポカポカと身体が温かくなることだろう。

「マイルド火鍋」:“赤から×鷄白湯”で辛さがマイルドになったコラボ鍋

 最後に紹介するのは、異なる鍋の素を2品ミックスさせた「鍋つゆミックス」のジャンルから、「マイルド火鍋」というレシピ。調味料メーカー「イチビキ」から出ているストレートタイプの鍋つゆ「赤から鍋スープ」と、「味の素」の人気固形鍋の素である「鍋キューブ 濃厚白湯」をミックスさせた、安井さん考案のオリジナル鍋ということだが、どんな味なのだろうか。

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 用意する材料は以下。

・「赤から鍋スープ」(100g)
・「鍋キューブ 濃厚白湯」(1個)
・豚コマ肉(85g)
・長ネギ(70g)
・エリンギ(30g カット済みのものでも可)
・白菜(140g)
・油揚げ(1枚)
・水(180ml)

 作り方は、まず豚コマ肉を一口サイズにカットする。長ネギは食べやすいサイズに斜め切り、白菜は4cm程度のざく切りにしておく。エリンギは約0.5cm幅の食べやすい大きさに切り、油揚げは対角線状に包丁を入れ、三角形状に切っておく。

 鍋に「赤から鍋スープ」と水を入れ、沸騰したら「鍋キューブ 濃厚白湯」を投入する。次に、鍋に豚コマ肉、エリンギ、油揚げ、白菜、長ネギの順で入れ、約10分加熱すれば完成だ。

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 コチュジャンやガーリックの香りが鼻腔をくすぐり、食欲がグイグイと刺激される。たまらず熱々の具材を頬張ると、魚介とポークベースのスープの旨味が口に一気に広がっていった。しんなりとした野菜たちの甘みと、ジューシーでコク深い豚肉の旨味を、パンチのあるスープが見事に包んでいた。

 気になる「赤から鍋スープ」と「鍋キューブ 濃厚白湯」だが、これが絶妙な塩梅。「赤から鍋スープ」独特の強い唐辛子の刺激と香りが、「鍋キューブ 濃厚白湯」のまろやかな旨味で絶妙に抑えられており、辛いのが苦手な人でも楽しめる奥深い味わいだった。

 いずれも新感覚な味わいながら、どれも絶品。これからますます寒くなってくるので、心身ともに温まりたい晩に、ぜひお試しあれ。

(文=TND幽介/A4studio)

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A4studio

エーヨンスタジオ/WEB媒体(ニュースサイト)、雑誌媒体(週刊誌)を中心に、時事系、サブカル系、ビジネス系などのトピックの企画・編集・執筆を行う編集プロダクション。
株式会社A4studio

Twitter:@a4studio_tokyo

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