「朝活」をしたいと思っても、平日の朝は忙しくてできない。けれど、週末なら時間も場所も余裕を持って自由に組み立てられるはず。普段の生活をガラッと変えることなく、朝活にチャレンジできるのが、「週末朝活」なのだ。
週末だからこそ早起きを
『週末朝活: 超リフレッシュ&充実の自分づくり』(池田千恵著、三笠書房刊)では、朝活トレーナーの池田千恵氏が、週末だからこそできるリフレッシュ、メンタルケア、体メンテナンス、成長を実感するなどの朝活のヒントを紹介する。
平日の頭のモヤモヤの整理をできるのも、週末の朝だ。このモヤモヤの整理は、自分の心の中を書き出すことで進めていく。その際、パソコンやスマホより、紙のノートや手帳に手書きすることを池田氏はおすすめしている。パソコンやスマホは便利だが、なんでもできてしまうがゆえに、かえってその機能に翻弄されてしまいがち。ノートや手帳なら、「書く」「読む」しかできない環境に身を置けるので、余計なことに気を取られない。
池田氏が週に一度、朝の時間に5つの項目を定期的に整理して手帳に書き出している。
1.連絡したい人
2.今後進めたいプロジェクト
3.将来やりたいこと
4.提出する課題
5.読みたい本や資料
ポイントは、「こんな細かいことまで書く必要があるのかな?」「今週中にできるのかな?」と迷う時間を自分に与えず、気になったことは全部書き出すこと。あとは1週間、度々リストを眺め、完了したものを赤ペンでどんどん消していったり、新しい予定や作業を追加していく。
手帳に書いたり、消したり、加えたりしていくことで、頭と心に余白ができ、ワクワクすることを考えたり、心から週末を楽しんだりすることができるようになるという。また、天気がいい朝は「太陽電池エネルギーチャージ法」をやってみると元気が出るという。そのステップは4つ。
1.早起きする
2.外に出て、朝日に向かって立つ
3.目を閉じて、自分があたかも太陽電池になったように、足先から徐々に太陽エネルギーが、身体に入っていくようイメージする
4.頭のてっぺんまで太陽エネルギーが身体に充填された、と感じたら終了
太陽エネルギーをチャージすると、不思議と原型が出て、ちょっとしたことでも幸せな気分になり、感謝の気持ちもわいてくる。週末を前向きに過ごせる上に、なぜか夜もぐっすり眠れて、次の1週間につなげることができるという。
早起きして網膜に早く光を当てると、心身の安定や安らぎを寄与するセロトニンが分泌されることが、科学的にも証明されている。また、記憶や感情経験などは、睡眠中に整理整頓されるため、脳にとって朝がいちばんフレッシュな状態にもなる。
平日は余裕がなくてできなくても、週末の朝なら朝活を実践できるはず。本書で紹介されている朝活のヒントの中から、自分に合うもの、できそうなものから実践してみてはどうだろう。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。