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僧侶が伝授、「悩み」5分類法→解決の4ステップ…刺激と反応を拒絶すべし

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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 仕事や人間関係など、日々の生活の中で大小かかわらず悩みを抱えることは多い。どうすれば悩みにわずらわされずに済むのか。『消えない悩みのお片づけ』(草薙龍瞬著、ポプラ社刊)では、ベストセラー『反応しない練習』の著者であり、僧侶の草薙龍瞬氏が、散らかったアタマがみるみる晴れていく合理的な悩みの片づけ方を紹介する。

頭の整理に最適!「悩み」は5つの種類に分類できる

 本書で紹介されている悩みへの対処法は、悩みをタイプ別に最初に分けてしまって、その悩みがどうやって生まれるかというしくみを解き明かし、悩みのタイプ別に「こう考えれば抜け出せる」という方法をまとめる、というもの。

 悩みは5つのラベルに分けることができる。こうなってほしいという「願い」、こうでなければという強い判断の「思い込み」、好ましくないときの不快感の「怒り」、 決めかねていて落ち着かない状態の「迷い」、アタマの中でめぐらせる考えごとの「妄想」の5つに分別・整理整頓することが、悩みを片づける最初の作業となる。

 そして、悩みを片づけるためには、4つのステップがある。

・ステップ1「欲求に気づく」
 欲求はほどほどならOKで、悩んだときだけ片づければいい。

・ステップ2「刺激を止める」
 心は刺激に触れると、すぐに反応してしまう。そして「結生」(仏教用語)してイライラ、モヤモヤ状態に突入して、あっという間に悩みを作り出す。なので、できれば最初から刺激を受けないこと。

・ステップ3「なるべく反応しない」
 刺激に触れた場合でも、反応しないように頑張ること。「反応しないぞ」と言葉で念じるだけでも効果がある。反応をおさえるコツは、心の目をそらすこと。心の目をそらすとは、意識をそらすことで、仏教では意識のことを「心の目」と表現する。

・ステップ4「結生した反応を洗い流す」
 それでも反応してしまった場合に備えて「引きずらない」(結生させない)工夫も必要。「と思った」「と感じた」と言葉をくっつけて、最初の反応を客観化すること。本の中の登場人物の反応を外から眺めるイメージをする。

 本書はブッダの思考法に基づき、悩みを解決する方法・原理を拾い出し、現代風にアレンジしている。そして、悩みを片づけるだけでなく、悩みが多いという著者の草薙氏の体験談もさし挟み、ほっと一息つける気軽さも大事にしている。モヤモヤした悩みを抱えたら、本書から解決法を見つけてみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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