まだまだ暑い日が続く日本。少し遅めのサマーバカンスをこれから迎えるという読者もいるかもしれない。そこで賢く旅行を楽しむために、知っておくと便利な旅行会社と航空会社の選び方を紹介しよう。
まず、安くなる海外旅行で知られているのが出発まで2週間をきった間際券と言われるものだ。これは、宿泊先や航空会社もすべて旅行代理店におまかせするというもの。そのため、出発直前まで飛行機も、ホテルもわからないのだ。
しかし、とにかく料金は安い。ハワイ5日間の日程の場合(某ツアーパックでは15万円ほど)は、出発日にもよるが約5万円から航空券、ホテル代がパックになった格安なものを探すことも可能だ。ただし、空港利用料金やひとり部屋などの場合は割増となるのでプランによっては、格安往復航空券+ホテルで探すほうがさらに安くなる場合もあるので注意が必要である。
ハワイ5日間が59,800円!
例えば、私が今回選んだプランは、ハワイ5日間で約82,000円(間際券代59,800円+ひとり部屋追加)で、航空会社はデルタ航空、ホテルはエコノミークラスのマイレスカイコートだった。
しかし、安さに飛びついてみたのはいいが、飛行機はいざ乗ってみると、座席は狭く、深夜バスを彷彿とさせるものだった。またホテルもジャクジー、プールが利用できる38階の眺望の良い部屋だったが、ハワイでのエコノミーホテルの多くでは日本語が使える従業員は少ないため、英語がわからない人にとっては肩身が狭い生活となるだろう。
そして、忘れてはならないのは発着時間による滞在時間の減少だ。私は21時15分に日本発ち、現地9時25分に到着した。しかし、場合によってはハワイに深夜到着し、出発は早朝になってしまうといったケースもある。
トラブルにあったら?
格安旅行で一番問題になるのが、旅行中のトラブル。
例えば、ホテルのエアコンが故障しているなどだ。格安旅行でも予約時にエアコンの不調が明記されていないのであれば、ホテル側の過失であるため交渉は可能。英語がわからなくともパックで申し込んでいるなら、旅行代理店を通して現地のツアーデスクを利用しクレームを申し立て、部屋の変更をすることができる。海外だから、英語がわからないからと、ガマンする必要は一切ないのだ。
ホテル同様に、飛行機が時間通りにフライトできなくなってしまった時、待機時間の長さによっては航空会社に保障を求める権利が乗客にはある。しかし、格安パッケージツアーの多くは海外の航空会社。そのため、カウンターを含め英語が主な言語となってしまい、英語がわからない場合には、相手の言いなりになることが多い。
そのため、海外の航空会社を利用することになったら、事前にホームページなどを検索。必ずチケット払い戻しの項目に目を通すことをおすすめする。もし条件がある場合には、日本語で書かれているものと訪れる国の言語で書かれているものを印刷するか、iPhoneなどに登録しておくことが大切だ。