登録者数40万人を超える人気YouTubeチャンネル「キットチャンネル」が、存続の危機を迎えている。
同チャンネルは、2016年から“元女子”の原英翔(エイト)と木本奏太(カナタ)の2人で展開し、性転換を行った“LGBTユーチューバー”として徐々に人気を高めてきた。その2人の軋轢が明らかになったのは、1月31日に公開された動画内で原が「奏太がいなくなりました」と語ったことだった。
2人は同居していたが、原の暴行やパワハラに耐えかねて木本が家を出たという。騒動を報じた「デイリー新潮」によると、原の暴行によって木本は約2週間の加療を要する怪我を負い、警視庁は原を逮捕する方針だという。
この報道を見たファンからは、「そもそも英翔の謝罪動画が、奏太を心配したり暴行を反省しているように見えず、不信感を持っていた」「英翔はYouTubeかた消えてほしい。奏太はひとりでもやっていける」と、原への不信を募らせた声が多くあがっている。YouTuberに詳しい芸能記者は、英翔も奏太もチャンネル開設当初から独善的な印象を与えていたと語る。
「動画を配信した後に視聴者がコメントを付けることができますが、そのコメントに逐一文句を言う動画が配信されたことがあり、反感を買っていました。ファンが応援するようなコメントを付けても、『そんなコメントは欲しくない』などと吐き捨てることも多々あり、せっかくの動画登録者が離れていく事態もありました」
YouTuberの暴行といえば、昨年、ワタナベマホトが同居女性に暴行して逮捕された件が記憶に新しい。そのワタナベは今年2月に活動を再開させている。そのため、原についても「しばらく活動を停止しても、しれっと戻ってくるんだろう」と推測する向きも多い。
その一方で、「暴力はダメだけど、性転換をされた方はホルモンの状態が不安定になって情緒不安定になりやすいと聞くから、エイトもそうなのかもしれない」「エイトは子どもの頃に父親から虐待を受けていたらしいから、暴力の連鎖を感じる」と同情する声も少なくない。
新潮の記事に木本は、「もう一緒に活動することはできませんが、僕自身は新しいチャンネルで動画の配信を再開したいと考えており、そのための準備も進めています」と語り、ひとりで新しい道を歩もうとしている様子だ。原は木本が去ったあと、どのような道を歩むのだろうか。
(文=編集部)