台湾はPCメーカー、PC周辺機器メーカーが揃う国だけあって、電脳関係は結構発達している。ケータイは5年以上前から地下鉄全線で通じ、SIMカードも数日単位で購入できる。3G網だがネット環境も整っている。また、無料で使える無線LAN環境が街のあちこちにあり、旅行者にも開放しているため便利だ。そんな台北市内で電脳関係の商品を買うならココ! という場所をいくつかご紹介しよう。
●電脳ビルへ行こう
まず台北駅の真向かいにあるのがNOVA資訊廣場台北店。台北駅に近いので便利に利用できるのがポイントで、どちらかというとHTC、Acerなどの台湾メーカーやSONY、SAMSUNGなど、メーカーの正規店が多いのが特徴だ。扱っているのはPC、スマートフォン、タブレット、ヘッドフォン、その他周辺機器。アップル製品はアップルストアが台湾にはないので、プレミアムリセラーと呼ばれる認証店で購入できる。正規品を安心して買いたいなら、ここがわかりやすくてオススメだ。
もっとカオスな場所がお好みなら忠孝新生駅、國立台北科技大學近くの八徳路電気街へ行こう。この周辺には小さなショップも集まって、日本の秋葉原のような印象を受ける。
中でもオススメなのが光華商場、通称・光華數位新天地というビル。1階こそNOVAと同じASUSやAcerなどのメーカーブースが並ぶが、2階以降はカオス。日本の萌え漫画を売っている横でハードディスクやUSBケーブルなどのPCパーツが売られていたり、DVDにブルーレイディスク、カメラ用品にケータイ、ゲーム機にゲームソフト、スピーカーに普通の電子部品などなど、とにかくさまざまなものが手に入る。
スマートフォンのケースもよりどりみどりで、価格もまちまち。もちろんSIMフリーのスマートフォンもたくさん揃っている。また3年前はどこにもなかった外部バッテリーが今年はどこのお店でも扱われており、スマートフォンの普及が進んでいることを感じさせる。そういえば地下鉄に乗っている人たちの使う端末は去年は圧倒的にiPhoneが多かったが、今年はHTCやSAMSUNGのものが増えていた。
筆者が毎年ここで買っているのはDVD。日本のアニメや映画、特撮映画などが日本で買うよりもかなり安い価格で手に入ることがある。去年は「平成ガメラ3部作セット」を、今年は台湾映画のDVDを格安で手に入れた。洋画も豊富にあり、映画ファンにはお勧めだ(ただし洋画の場合、字幕は日本語がないものが多いので注意)。