新型モデルの発表があるたびに、世間の耳目を集める「iPhone」。今年も“アップルファン”の期待に応えるような新型iPhoneが発表され、大きな話題となっている。
日本時間9月13日に米アップルが開催したスペシャルイベントにおいて、新型iPhoneの詳細とスペックが明らかになった。今回、新たに発売されるのは「iPhone XS」「iPhone XS Max」「iPhone XR」の3種類。
サイズ感は、昨年発売の「iPhone X」とほぼ同じだが、防水機能やカメラ性能、Face IDの認証スピードといったあらゆる要素が進化を遂げている。「iPhone X」は容量が64GBと256GBの2タイプしかなかったのに対し、「iPhone XS」と「iPhone XS Max」には512GBのモデルが存在するのもポイントだ。
スマホ内に大量のデータを保存するユーザーからは、「256GBだと少し物足りなかったから、容量の2倍化は素直に嬉しい」「ストレージが512GBまで選べるようになったとは、いよいよiPhoneの容量も化け物じみた数字になってきたな」「これだけグレードアップすれば、スマホデータの空き容量を気にするストレスから解放されそう」などと、歓迎する声が相次いでいる。
だが、性能面で大きく進化した一方で、「あまりにも高すぎる」と批判する人も少なくない。「iPhone X」の発売価格は、64GBモデルが11万2800円、256GBモデルが12万9800円という高額設定だった。それが今回の新型iPhoneでは、さらに上昇した。
「iPhone XS Max」は、64GBモデルが12万4800円、256GBモデルが14万1800円となっている。512GBモデルにいたっては16万4800円で販売されるため、ネット上では「アップル信者の自分でも、この金額はさすがに引くわ」「このペースなら2年後には20万円のiPhoneが出てきそう」など、値段に対する反響が大きい。
2015年に発売された「iPhone 6s」の128GBモデルが6万1800円だったことを考慮すると、iPhoneの価格はここ数年で急激に高くなっているようだ。
新型iPhone は9月21日以降に順次発売されるが、果たして人気モデルとして定着できるのだろうか。しばらく動向を注視したい。
(文=編集部)