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【2025年最新】請求書受領サービスおすすめ12選|最適なツールを見つけるための選び方も

2025.07.24 2025.07.23 16:45 IT
「Unsplash」より
「Unsplash」より

紙で届く請求書と、メールで届くPDF。異なる形式の請求書が混在し、処理業務がどんどん煩雑になっていませんか?

こうした課題を解決する切り札として、今注目されているのが請求書受領サービスです。本記事では、数ある請求書受領サービスの中から主要12サービスを厳選し、最適なツールを見つけるための評価基準や選定ポイントを解説します。

請求書受領サービスとは?経理を悩ます3つの課題と解決策

請求書受領サービスは、紙や電子データなど、様々な形式で届く請求書の受け取りからデータ化、保管までを代行・自動化するサービスです。まずは企業の経理部門が日々直面しがちな課題から見ていきましょう。

経理部門が直面する3つの課題

多くの企業では、請求書処理において以下のような共通の課題を抱えています。

カテゴリ 主な問題 詳細と業務への影響
処理工数が多い 紙・メール・システムなど、請求書の受取チャネルがバラバラで確認が煩雑 受領した請求書の開封、内容確認、仕訳入力、ファイリングまで手作業が多く、時間がかかる。本来注力すべきコア業務の時間を圧迫してしまう
紙媒体の管理・運用コストの増大 請求書の印刷に必要な紙やインク代など、物理的なコストが継続的に発生 過去の請求書を探すのに多くの時間を浪費する。紛失や破損、不正な持ち出しのリスクが常に伴い、ガバナンス上の課題となる
属人化とミスリスク 担当者しか分からないローカルルールや、複雑な承認プロセスが存在し、業務がブラックボックス化 手作業でのデータ入力は、金額や支払日の打ち間違いといったヒューマンエラーが発生しやすい。担当者の急な休みや退職で業務が滞り、支払遅延などのトラブルに繋がる可能性がある

請求書受領サービスの主要機能

請求書受領サービスには、以下のような機能があります。

機能カテゴリ 主な用途・効果 重要度 活用目的
受取代行 郵送・FAXの代理受領
請求書受取チャネルの一元化
★★☆ 紙の請求書を代行センターで受領・スキャンし、社内でのスキャン作業を不要に
データ化 請求書情報の自動読取
AI-OCRによる高精度データ化
手入力作業の削減
★★★ あらゆる形式の請求書を電子データに変換し、会計処理の効率化やデータ活用の基盤を構築
システム連携 会計ソフトへの自動連携
仕訳データの自動起票
二重入力の防止
★★★ 請求書データを会計システムなどへ自動で反映させ、二重入力をなくし、処理時間を短縮
法対応 電子帳簿保存法対応
インボイス制度対応
ペーパーレス化の促進
★★★ 電子帳簿保存法やインボイス制度といった法的要件に準拠した形でデータを保管し、コンプライアンスリスクを低減
承認フロー 申請・承認業務の電子化
内部統制の強化
リモートでの承認対応
★★☆ 請求書の承認プロセスをシステム上で完結させ、場所を選ばない迅速な処理を実現するとともに、担当者と責任の所在を明確にし、内部統制を強化

自社に合うサービスの選定ポイント

請求書受領サービスは数多く存在し、それぞれに特徴があります。課題解決や導入効果の最大化には、以下の4つのポイントを基準に比較・検討することが重要です。

ポイント1:業務範囲に合わせたサービスタイプ

まず最初に、自社がどこまでの業務をアウトソースしたいかに合わせて、サービスの基本タイプを選ぶ必要があります。サービスは大きく「受取・スキャン代行型」と「AI-OCR・データ化支援型」の2つに分類され、それぞれ特徴や適用企業が異なります。

タイプ 特徴 適用企業
受取・スキャン代行型 紙の請求書受け取りから保管まで、一連の業務をすべて代行する 紙で届く請求書の割合が多い企業
AI-OCR・データ化支援型 請求書の受け取りは自社で行い、AI-OCRによるデータ化作業を中心に効率化する コストと業務効率化のバランスを重視する企業

ポイント2:データ化の精度と速度

請求書のデータ化はサービスの核となる機能であり、その精度と速度が業務効率に直結します。手作業での修正が増えては、システム導入の意味が薄れてしまいます。AI-OCRの性能だけでなく、オペレーターによる目視確認の有無なども含めて、データ化の品質を見極めましょう。

チェックポイント

  • AI-OCRの読み取りエラーが発生した際の、修正フローや体制が明確になっているか
  • 請求書の受取からデータ化完了までの時間が長く、取引先への支払いが遅延するリスクがないか

ポイント3:既存システムとの連携性

データ化された請求書情報を、現在利用している会計システムにスムーズに連携できるかは、業務効率化の要です。連携機能がなければ、結局手作業での二重入力が発生し、期待した効果が得られません。自社が利用しているシステムに対応しているか、事前に必ず確認しましょう。

チェックポイント

  • 現在利用している会計ソフトやERPと連携し、仕訳データを自動で反映できるか
  • API連携ができない場合、CSVファイルのフォーマットを柔軟に編集・出力できるか
  • よりリアルタイムな自動連携を行いたい場合に、API連携にも対応しているか

ポイント4:総コストで見る料金体系

料金を比較する際は、月額基本料金だけでなく、総コストで判断することが失敗しないためのポイントです。自社の請求書枚数を基にシミュレーションを行い、隠れたコストがないかを見極める必要があります。

サービス名 料金体系
Bill One 初期費用+年額料金
TOKIUMインボイス 初期費用+月額基本料+従量課金
バクラク請求書受取 要お問い合わせ
マネーフォワード クラウド債務支払 月額料金
SAP Concur Invoice 要お問い合わせ
楽楽請求 初期費用+月額料金
invox受取請求書 月額基本料+従量課金
freee支出管理 月額基本料金+従量課金
RICOH受領請求書サービス 初期費用+月額料金
奉行Edge 受領請求書DXクラウド 年額料金
BtoBプラットフォーム請求書 初期費用+月額料金

チェックポイント

  • 月額基本料金の他に、請求書の枚数に応じた従量課金やオプション料金が発生するか
  • 自社の平均的な請求書枚数を基に、年間での総コストを複数社で比較できているか

請求書受領サービス11選

Bill One請求書受領(Sansan株式会社)

Bill One(Sansan株式会社)出典:公式サイト

Bill One請求書受領は、あらゆる形式の請求書をオンラインで受領し、企業全体の請求書業務を加速させるクラウド請求書受領サービスです。受領した請求書はクラウド上で管理され、支払い申請から承認、仕訳作成まで、全ての対応がBill One上で完結するため、組織全体の生産性向上が期待できます。

特徴

  • 様々な形式で届く請求書を、発行元に負担をかけずに受け取り、クラウド上で一元管理できるため、テレワークやペーパーレス化を推進
  • AI、OCR、入力オペレーターにより99.9%*の精度で請求書をデータ化が可能
  • 現場社員の支払い申請、上長承認、さらには電子保存まで、すべての業務がBill One上で完結

*Sansan株式会社が規定する条件を満たした場合のデータ化精度

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 専任担当者による導入・運用サポート、ユーザーコミュニティーの運営
料金 初期費用と年額費用(ユーザー数・保存枚数に制限なし)
無料トライアル 要お問い合わせ

TOKIUMインボイス(株式会社TOKIUM)

TOKIUMインボイス(株式会社TOKIUM)出典:公式サイト

TOKIUMインボイスは、あらゆる受領形式に対応した請求書受領サービスです。紙の紛失やメールの見逃しなど、受領形式の多様さから生じる確認漏れの原因を排除し、請求書の状況をリアルタイムで可視化することで、支払い漏れのリスクを軽減できます。

特徴

  • 郵送、メール、FAX、Webダウンロードなど多種多様な形式の請求書をTOKIUMが代理で受領し、ヒューマンエラーを防止
  • 自社での保管スペースや管理工数が不要となり、過去の請求書検索の手間も大幅に削減
  • 法改正に伴う追加業務を最小限に抑えつつ、既存のシステムを活用した効率的な経理処理が実現

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 取引先への送付先変更連絡代行、アシスタント(明細入力、突合、承認代行)、サポートプラス(システム運用代行)などのオプション
料金 初期費用+基本利用料(1万円~)+は請求書の件数に基づく従量課金制(アカウント数は無制限)
無料トライアル 要お問い合わせ

バクラク請求書受取(株式会社LayerX)

バクラク請求書受取(株式会社LayerX)出典:公式サイト

バクラク請求書受取は、請求書をAIが自動でデータ化し、受取・仕訳・支払までサポートが入ることで、経理業務の負担を劇的に削減できるクラウドシステムです。手入力やミスの不安から解放され、決算早期化を実現でき、経理担当者はより付加価値の高いコア業務に集中できるようになります。

特徴

  • どのような形式の請求書も取り込み可能であり、受取状況レポートでリアルタイムに処理進捗を把握できるため、受領漏れや支払い漏れのリスクが解消
  • AI-OCRが請求書の情報を自動で読み取り、過去の仕訳パターンを学習して勘定科目や負担部門などを自動生成するため、転記時の手間とミスを削減
  • 金額や部門に応じた柔軟な承認ワークフローを設定できるほか、インボイス制度や電子帳簿保存法にも自動で対応

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 導入支援サービス(有償)、サポートサイト、チャットサポート
料金 初期費用100,000円(税抜)、月額費用35,000円〜(税抜、請求書の枚数に応じて変動)
無料トライアル 無料で試せる機能あり

マネーフォワード クラウド債務支払(株式会社マネーフォワード)

マネーフォワード クラウド債務支払(株式会社マネーフォワード)出典:公式サイト

マネーフォワード クラウド債務支払は、正確さと早さを両立させる債務管理システムです。事前稟議と請求書情報の紐づけ、多様な受領・データ化方法、そして会計ソフト・銀行連携による自動化を通じて、企業全体のバックオフィス業務改革を推進できます。

特徴

  • 柔軟な承認ワークフローを構築できるため、高額な支払いや複雑な社内規定にも対応でき、内部統制を強化しながら承認プロセスの迅速化が実現
  • さまざまな形式で届く請求書に対応でき、AI-OCRによって情報を自動で読み取るため、手入力の削減とミス防止が図れる
  • 主要な会計ソフトとの連携により仕訳データの入力工数を削減し、銀行振込APIや全銀データ出力によって振込作業が自動化

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 無料オンライン相談、充実したサポートサイト
料金 初期費用0円、月額2,480円~(税抜・年額一括払い)
無料トライアル 1ヶ月無料トライアル(ビジネスプラン相当の機能)

SAP Concur Invoice(株式会社コンカー)

SAP Concur Invoice(株式会社コンカー)出典:公式サイト

SAP Concur Invoiceは、請求書処理プロセスを自動化し、消耗品や水道光熱費といった間接費の支払依頼、承認業務を効率化できるクラウドサービスです。国際標準規格であるPeppolネットワークに対応し、法制度への確実な準拠とともに、経費承認時の予算超過防止といったガバナンス強化の実現を図れます。

特徴

  • デジタルインボイスの国際的な流れにいち早く対応し、請求書データが自動入力されることで、入力ミスの削減と業務効率化を促進
  • 承認時における予算超過を未然に防ぎ、支出全体のガバナンス強化が推進できるため、より精緻なコスト管理が可能に
  • 郵送やメールで届く請求書の受領代行に加え、AI-OCRによる自動取り込みにオペレーターによる補正代行入力を組み合わせることで、圧倒的な正確性でのデータ化が実現

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 ユーザーサポートデスク、Concur Essential Care、Concur Advanced Care
料金 要お問い合わせ
無料トライアル 体験デモあり

楽楽請求(株式会社ラクス)

楽楽請求(株式会社ラクス)出典:公式サイト

楽楽請求は、請求書を一元管理し、処理業務を効率化できるクラウド請求書受領サービスです。高精度の自動読み取り機能により手入力の手間やミスが削減され、法制度対応もシステムが自動で行うため、経理部門の負担が軽減され、より付加価値の高い業務に集中できる未来が実現できます。

特徴

  • 株式会社ラクスが提供する「楽楽精算」など、他のバックオフィスシステムとのスムーズな連携により、統一されたプラットフォームを構築できる
  • 高精度のAI-OCRが請求書の情報を自動データ化するだけでなく、過去の仕訳パターンを学習し勘定科目や負担部門などを自動生成
  • 法改正への対応をシステムが自動で行われるため、対応に伴う業務負荷が大幅に削減され、経理部門が本来の業務に注力できる環境が整う

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 専任サポート担当、メール問い合わせ
料金 初期費用 100,000円(税抜)、月額費用 35,000円~(税抜)(請求書の枚数に応じて変動)
無料トライアル 要お問い合わせ

invox受取請求書(株式会社invox)

invox受取請求書(株式会社invox)出典:公式サイト

invox受取請求書は、どのような形式の請求書が届いても99.9%*1 の精度でデータ化し、請求書処理業務を一貫して自動化できる、導入社数No.1の請求書受領サービスです*2。初期費用0円かつユーザー数無制限の料金体系により、コストを抑えながら請求書処理にかかる工数を削減し、テレワークでの業務継続性を高めることが可能になります。

特徴

  • AI-OCRとオペレーターによる目視確認を組み合わせることで、どんな請求書でも99.9%以上の高精度なデータ化を実現。急ぎの場合はAI-OCRのみでの即時データ化も選択可能
  • 使った分だけ課金される無駄のない料金体系で、導入ハードルを低減し、コストを抑えた柔軟な運用が可能
  • 紙の請求書の受取から開封、スキャン、システムへの取り込み、原本郵送まで代行可能で、紙の請求書処理に伴う手間や物理的な作業を排除

*1:公式サイトより
*2:株式会社富士キメラ総研『ソフトウェアビジネス新市場 2024年版』<請求書受領管理 2023年度・数量>

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 チャット・メールサポート、導入サポートパック
料金 初期費用0円、月額基本料金(980円~※税抜)、データ処理料金
無料トライアル 無料お試し可能

freee支出管理|受取請求書(freee株式会社)

freee支出管理|受取請求書(freee株式会社)出典:公式サイト

freee支出管理の受取請求書は、AIを活用した自動処理により、請求書の受領から保管、支払、仕訳までを効率化するクラウドサービスです。紙の紛失やメールの見逃し、現場でのダウンロード忘れといった確認漏れの根本原因を解消し、経理業務の正確性とスピードを向上させ、支払漏れを未然に防ぐ運用が実現できます。

特徴

  • 受領した請求書をAIが自動でフォルダに振り分け、さらに複数行の明細までAIが自動読み取り・自動仕訳を行う
  • freee会計や銀行口座との連携により、振込から自動消込までを一元管理でき、支払漏れを防ぎ、リアルタイムな資金繰りを可視化
  • 見積書や納品書、自社独自の証憑など、請求書以外の書類も追加費用なしでオンライン保管でき、ペーパーレス化と管理体制の構築を促進

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 専任担当者による導入サポート
料金 月額4,980円~、従量課金
無料トライアル あり

RICOH受領請求書サービス(株式会社リコー)

RICOH受領請求書サービス出典:公式サイト

RICOH受領請求書サービスは、旧称RICOH Cloud OCR for 請求書として提供されるクラウドサービスです。請求書をオンラインで受け取り、リコー独自のAI-OCR技術でデータ化することで、手作業による入力・仕訳業務の効率化と月次決算の早期化につながります。

特徴

  • 手書き・活字を問わず多様な形式の請求書や領収書を即時にデータ化、さらにAIは修正を学習し、継続的に認識精度が向上
  • 電子帳簿保存法およびインボイス制度に準拠した保存に対応し、適格請求書発行事業者番号の自動判別や国税庁サイトとの自動照合により、法令遵守を徹底できる
  • AIが自動で振込データや仕訳データを作成し、多くの会計ソフトやネットバンキングとの連携が可能

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 お客様専任サポート担当者、導入支援
料金 初期料金:5,000円~、月額3,000円~(税抜)
請求書処理数による従量課金
無料トライアル 請求書・領収書合わせて100通まで無料でお試しが可能

奉行Edge 受領請求書DXクラウド(株式会社オービックビジネスコンサルタント)

奉行Edge 受領請求書DXクラウド出典:公式サイト

奉行Edge 受領請求書DXクラウドは、請求書をペーパーレスで受領し、AI-OCRによるデータ化、そして支払申請から承認、支払処理、仕訳作成までの一連の業務をデジタルで完結できるサービスです。請求書支払業務がより速く正確になり、企業は月次決算の早期化と手作業やミスのない運用を実現できるでしょう。

特徴

  • AI-OCRが請求書や領収書を高精度で瞬時にデータ化するため、従業員や経理の手入力作業が不要に
  • 支払申請・承認・差戻がペーパーレスで完結するワークフロー機能を備えており、金額に応じた条件分岐や部門ごとの承認ルート設定が可能
  • 多様な会計システムに連携でき、自社に合わせた細かな仕訳も自動生成されるため、連携後の修正作業が不要となり、データ入力の手間が省略

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 経験豊富な専任インストラクターによる初期設定から運用支援、専用コミュニティ「みんなの広場」、電話やWEB・画面共有による迅速なサポート
料金 初期費用:0円、年間費用:年間600枚で156,000円~(税抜)
無料トライアル 30日間無料お試しが可能

BtoBプラットフォーム請求書(株式会社インフォマート)

BtoBプラットフォーム請求書出典:公式サイト

BtoBプラットフォーム請求書は、請求書の発行から受取、支払通知まで請求業務全体をデジタル化する電子請求書システムで、国内利用社数No.1*の実績を持ちます。会計システムとの連携や承認フローの電子化を通じて、経理業務の効率化と月次決算の早期化を強力に推進できます。

特徴

  • 様々な形式で届く請求書をAI-OCR機能「BP Storage for 請求書」でデータ化し、システム上で一元管理することが可能
  • 受け取った請求書データを会計システムや販売管理システムへ自動で転記・連携させることができ、手入力による転記作業やミスを削減
  • 請求書だけでなく、契約書、領収書、納品書など、請求書以外の国税関連書類も電子保存に対応し、検索要件を満たした上で12年間保管
  • 請求書の社内承認プロセスを「承認リレー機能」で電子化し、承認状況の可視化と確認工数の削減を実現

*出典:東京商工リサーチ調べ(2024年6月時点)

基本情報

提供形態 クラウド
サポート体制 導入コンサルティング、専任の稼働チームによる導入準備サポート、有人チャット・メールによるお問い合わせ、操作講習会
料金 初期費用と月額費用で構成。発行・受取機能ともに取引先は無料で利用可能
無料トライアル 要お問い合わせ

よくある質問

Q1. 中小企業や個人事業主でも導入するメリットはありますか?

はい、むしろリソースが限られる中小企業にこそ大きなメリットがあります。請求書の処理や法改正への対応といった、時間と手間がかかる業務を効率化することで、担当者はより付加価値の高いコア業務に集中できます。

Q2. 月額料金以外に、追加で発生する可能性のあるコストはありますか?

多くのサービスでは、月額基本料金の他に、システム導入時の「初期費用」や、請求書の処理枚数に応じた「従量課金」、特定の機能を追加する際の「オプション料金」などが設定されています。

Q3. 導入までどれくらい時間がかかりますか? 導入作業は大変ですか?

導入期間は、シンプルなサービスなら最短1週間、大規模なシステム連携を伴う場合は数ヶ月かかることもあります。多くのベンダーが導入支援サポートを提供しているため、専門知識がなくてもスムーズに進めることが可能ですが、事前の業務フロー整理などは必要です。

Q4. 今使っている会計ソフトと連携できますか?

多くのサービスが、国内の主要な会計ソフトやERPとの連携に対応しています。データが自動で反映されるAPI連携が最も効率的ですが、CSVファイルでの出力に対応しているサービスも多いため、ほとんどの会計ソフトと連携が可能です。

Q5. AI-OCRの文字認識率は何%ですか? 間違えた場合はどうなりますか?

AI-OCR単体でも95%以上の高い精度を持つサービスが多いですが、さらにオペレーターが目視で確認・修正することで99.9%以上の精度を保証するサービスもあります。万が一、読み取りエラーが発生した場合でも、サービス提供者側で修正するフローが確立されている場合は、利用者が手作業で直す手間はほとんどありません。

Q6. 取引先から紙の請求書しかもらえないのですが、大丈夫ですか?

全く問題ありません。むしろ、そういった企業のために「受取・スキャン代行型」のサービスが存在します。郵送されてくる請求書をサービス提供者の代行センターへ直送するだけで、後のスキャンやデータ化はすべて任せることができます。

Q7. インボイス制度や電子帳簿保存法に、きちんと対応できますか?

はい、現在提供されている主要なサービスは、インボイス制度と電子帳簿保存法の両方に対応しています。適格請求書発行事業者の登録番号の確認や、電子データのまま法的要件を満たして保存する機能は、サービスの必須機能となっています。

Q8. セキュリティは安全なのでしょうか?

機密性の高い請求書情報を扱うため、各社とも高度なセキュリティ対策を講じています。具体的な対策として、通信の暗号化やデータのバックアップ、不正アクセス防止策などが挙げられますが、詳細は各サービスのセキュリティポリシーを確認することをお勧めします。

Q9. ITにあまり詳しくなくても使いこなせるものでしょうか?

はい、ITに詳しくない方でも直感的に操作できるよう、分かりやすい画面設計がされているサービスがほとんどです。また、多くのベンダーが導入時の初期設定や、運用開始後の使い方に関するサポート体制を整えているため、安心して利用を開始できます。

まとめ

本記事では、紙と電子が混在する請求書の処理や法改正への対応といった、経理部門が抱える課題を解決する請求書受領サービスを紹介しました。

最適なツールを導入することで得られる効果は、単なる業務効率化に留まりません。経理担当者を定型的な手作業から解放し、より付加価値の高い業務へシフトさせるための、重要な経営基盤の強化にもつながるのです。

まずは第一歩として、関心のあるサービスの資料請求から始め、自社の課題をどう解決できるか具体的に比較検討してみてはいかがでしょうか。

各サービスには無料トライアルや相談窓口が用意されているものが多いため、実際に操作感を確認してから最終判断することをお勧めします。請求書処理の自動化は、経理業務の効率化だけでなく、企業全体のDX推進の第一歩としても大きな意味を持ちます。

BusinessJournal編集部

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