ビジネスジャーナル > ITニュース > IT全般ニュース > インタビューニュース > 祇園のおもてなしをIT化?  > 3ページ目
NEW
いま注目のゲーミフィケーションって何? ゆめみ深田浩嗣社長に聞く(2)

祇園の“おもてなし”をIT化!?にみるSNS成功のヒント

【この記事のキーワード】,

深田 そうですね。同じような考え方はできると思っています。開発者は、自社製品についてよく知っているユーザーを見ると、うれしいわけです。そこで「実はこんなことも、やっているんだぜ」と反応があると、ユーザーのほうもうれしい。そうした「わかってくれるユーザー」に対してなら、いい製品もつくっていけるというのが自然な発想ですよね。そこで本当にいい製品なら、ユーザーが自分自身で広めていってくれます。そんなファンを多く抱える会社は強い。  

 祇園は顔が見える小さなコミュニティーなので実現できたという点もありますが、リアルの場がないネットでも、似たような関係はつくれると思います。目指すべき方向性は、こっちなんじゃないのでしょうか。

――ゲーミフィケーションという言葉はアメリカから来ましたが、向こうにも祇園のような概念はあるのでしょうか?

深田 ホテル業界におけるホスピタリティが近い考え方ですよね。繰り返しになりますが、おもてなしを重視しましょうというのが、ゲーミフィケーションを通じて一番言いたいことです。もちろんゴールとして、商品を買ってもらうというのがあるとはいえ、それはあくまで結果。おもてなしの姿勢を持って接するから、買ってもらえる。無理やりプッシュして買えとか、だまして売るといったのではない関係性が重要だと思います。
(構成=広田稔)

祇園の“おもてなし”をIT化!?にみるSNS成功のヒントの画像2
●深田浩嗣(ふかだ・こうじ)
株式会社ゆめみ代表取締役社長。京都大学大学院在学中の2000年1月、CEOの片岡俊行、CTOの中田稔と共にゆめみを設立。技術力を駆使してECシステム、メール配信システム、大規模CRMシステムやソーシャルゲームなどモバイルインターネットサービスの企画・開発等を手がける。ゲームで使われている要素をゲーム以外の領域に活用する「ゲーミフィケーション」の日本での第一人者。著書『ソーシャルゲームはなぜハマるのか』『ゲームにすればうまくいく』

BusinessJournal編集部

Business Journal

企業・業界・経済・IT・社会・政治・マネー・ヘルスライフ・キャリア・エンタメなど、さまざまな情報を独自の切り口で発信するニュースサイト

Twitter: @biz_journal

Facebook: @biz.journal.cyzo

Instagram: @businessjournal3

ニュースサイト「Business Journal」

『ゲームにすればうまくいく―<ゲーミフィケーション>9つのフレームワーク』 深田社長がゲーミフィケーションについて超わかりやすく書いた本  amazon_associate_logo.jpg

祇園の“おもてなし”をIT化!?にみるSNS成功のヒントのページです。ビジネスジャーナルは、IT、, の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!