口利き疑惑の片山さつき大臣、姑息な答弁逃れ…永田町で有名な「さつきのパワハラ」の告発続出か
神澤は、今回の口利き問題ではなく、それ以外のパワハラやコミュニケーション能力の問題で、まわりからの助けを得られず辞任に追い込まれる可能性はあると見ています。
一部の週刊誌の記者たちは、必死にパワハラの証拠となる音声データを探しているようですから、「これを機に恨みを晴らそう」と考えてしまう秘書や関係者がいてもおかしくないですよね。
問題続きの自民党…工藤政務官にも疑惑
片山大臣の件よりも神澤が注目しているのは、工藤政務官が代表を務める政治団体が、支援者らから会費を集めた「集会」を開きながら、その収入を政治資金収支報告書に記載していなかった問題です。
収支報告書の作成は非常に煩雑で、秘書にとっては危機管理能力が問われる案件でもあります。そもそも、会計の専門知識が十分にある秘書はほとんどいませんし、ほかの業務で忙殺されているため、そこまで手が回らないことも多いです。
しかし、自身が代表を務めている政治団体の収支報告なのですから、工藤政務官は説明責任を果たすべきでしょう。工藤政務官には、ほかにも疑惑が取り沙汰されています。
ところで、私事ですが、10月11日(木)に情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演させていただきました。インターネット上で「神澤志万は実在しない」という批判も見受けられていましたが、実在していることを証明できてよかったと思っています。よろしければ、アーカイブなどでご覧ください。
これからも、現職の国会議員秘書としての視点で永田町の裏事情をお伝えしていきたいと思っています。よろしくお願いします。
(文=神澤志万/国会議員秘書)