永田町の「謎」 現役議員秘書がぶっちゃける国会ウラ情報

東京五輪チケット、全国会議員への“異例の通達”の存在が明らかに

東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗氏(写真:AP/アフロ)

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 6月20日、2020東京オリンピック・パラリンピックの日本国内向けチケットの抽選結果が発表されましたね。応募用IDの取得にさえ時間がかかるような大人気の状態でしたが、みなさんは応募されましたか?

 よく「こういうチケットには国会議員の優先枠ってあるんでしょ?」と聞かれるのですが、そのようなものはありません。でも、「国会議員は特別枠で優先的に買える」「五輪議連(2020年東京オリンピック・パラリンピック大会推進議員連盟)の議員には特別枠の枚数が多い」といった噂が流れているんですね。

 五輪議連の会長は麻生太郎副総理、名誉顧問は森喜朗元首相、幹事長は遠藤利明元文部科学大臣、事務局長は馳浩元文科相が就任しています、顧問の議員は10人以上いて、野党の首相経験者も含め、大臣経験者の重鎮たちが名前を連ねています。そして、実務は幹事長の遠藤議員の事務所と事務局長の馳議員の事務所が担当しています。

 その2つの事務所に、多くの国会議員事務所から「チケット確保のお願い」が殺到したことから、遠藤幹事長名で異例の「連絡」が全議員事務所あてに送られたことが明らかになりました。以下は、その一部を抜粋したものです。

「既に報道等もなされていますとおり、衆・参の両議長に対し、森喜朗会長からチケットについてご相談したところ、両院からは、多くの国民の皆さんがチケットがとれない中で、国会議員だけの特別の配慮をいただくことについては辞退申し上げる旨のご回答があったとのことです。このため、誘致や開催準備にご尽力いただいている皆様には大変恐縮ながら、チケット購入については一般抽選販売にご応募をいただく必要があります」

 議員事務所が、特権的にチケットをもらうのは当然だと思っていた証拠ですよね。こんな当たり前のことをあらためて全国会議員に示さなければならないとは、情けない話です。

 もちろん、私たち秘書も一般枠から応募を試みましたが、なぜかID登録画面に進めません。実は、国会のインターネットのセキュリティ対策が厳しいせいで、危険ではない応募サイトも「不正」と見なされていたんです。同僚に教えてもらい、あわてて私用のスマホから登録しました。

「いくら不正アクセス防止策といっても、IDの登録もできないんじゃ意味ないし!」と秘書たちは叫んだのでした(心の中で)。

 さて、みなさんの結果はいかがでしたか? 選挙に限らず、落選の通知はとても悔しいものです。神澤の周囲にはチケットの当選者は誰もいません。もしかしたら教えてくれないだけかもしれませんが(笑)、想像を絶する倍率だったのでしょうね。

 チケットは取れなくても、せっかく日本で開催されるオリンピック・パラリンピックなのですから、せめてなんらかのかたちで協力して、実際に観戦して応援したいものです。

党首討論、安倍首相の行動に怒号飛び交う

 6月19日、国会で「クエスチョンタイム」と呼ばれる党首討論が1年ぶりに開催されました。たったの1時間ですが、安倍晋三首相と野党の代表たちが討論できる貴重な時間です。NHKでも中継されて、注目が集まりましたね。

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