秋篠宮家の長女、眞子さまと小室圭さんの婚姻届けが26日午前、受理されたと宮内庁が発表した。お2人は同日午後に都内のホテルで会見をお開きになられる。
「会見自体は13時頃から行われるが、テレビ中継は約1時間の間隔を空けて14時からのディレイ放送となった。会見で放送に乗せると差し障りのある事態が起きた場合に備えたということだろう」(メディア関係者)
会見は当初、報道陣からの質問に口頭でお2人がお答えになられる形式が予定されていた。その質問項目も、新聞やテレビなど主要メディアが加盟する宮内庁の記者クラブ・宮内記者会から3問、日本雑誌協会から1問、日本外国特派員協会から1問、事前に宮内庁へ提出して了承されたもののみだが、会見前日の25日になって急遽、口頭での質疑応答は行わずに、質問への回答は文書で行われるかたちに変更された。その理由について宮内庁は、質問のなかに眞子さまが強い衝撃を受けられたものが含まれており、眞子さまが恐怖心がよみがえるほどの強い不安を感じられたためだと説明している。
「質問のなかには、小室さんと母・佳代さんが抱える金銭トラブル、小室さんが米フォーダム大学ロースクール留学で奨学金を獲得する際に“皇族の婚約者”という肩書を利用したのではないかいとう“皇室利用”疑惑、そして佳代さんが遺族年金と傷病手当金を不正に受給していた疑惑に関する質問が含まれている。通常の皇族の会見と同様に、今回も宮内庁仕切りなので、メディア側は事前に質問内容を宮内庁に提出し、承諾を得られたものしか会見では質問できず、提出しても不採用となったり一部修正を指示されることもある。
眞子さまが衝撃を受けたとされる質問は、この小室さんの一連の報道に関するものだと思われるが、宮内庁の承諾を経た上で、その質問内容を眞子さまが目にされるので、その意味では宮内庁にも責任がある。
今回の会見実施は秋篠宮さまのご意向が強く影響しているといわれており、国民に向けた“ケジメ会見”という意味合いを帯びている。“今のお気持ち”を尋ねるものなど当たり障りのない質問だけで形だけの会見で終わらせては、かえって世論から批判を招く可能性もある。そのため宮内庁としては、お2人にとって厳しい質問を、あえて省かずに通したのかもしれない。また、一連の疑惑について小室さんが自身の口で真摯に説明なり否定をすれば、国民から一定程度の理解や祝福を得られるのではないかと考えたのかもしれない。
24日に小室さんは赤坂御用地を訪問し、眞子さまと会見の打ち合わせを行われたが、そこで眞子さまは質問内容を目にされて強い動揺を感じられたのか、もしくは小室さんが答えられないということになり、急遽質疑応答が取りやめになったとみられている」(メディア関係者)
また、宮内庁の対応については、ほかにも疑問を呈する声もある。
「25日、宮内庁はメディア対応のなかで、眞子さまが結婚生活を送られるアメリカのニューヨークへ出発するまでの間、都内のマンションで生活すると伝えたが、場所について特定の区まで明かしてしまい、テレビ系メディアなど一部がそれを報じた。眞子さまがお住まいになられるということは、セキュリティ面や警護面のことを考えればそれなりのグレードのマンションなので、区まで明かされると物件が特定されやすくなる。さすがにこれはマズイのではなかと、宮内庁の対応を疑問視する声もある」(別のテレビ局関係者)
会見では冒頭でお2人によるご発言が予定されているが、何が語られ、何が語られないのだろうか。
(文=編集部)