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『ザ・ノンフィクション』舞妓の実態が物議…休みは月2、給料は小遣い程度

文=Business Journal編集部
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※写真はイメージ画像です(「gettyimages」より)

 10日、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)の特集『泣き虫舞妓物語 2022 ~夢と希望と涙の行方~ 前編』が放送されたが、先月に元舞妓の女性が舞妓たちが置かれた環境についてショッキングな実態をTwitter上で告発した直後ということもあり、物議を醸している。

 いわゆる“京都のお茶屋”の実態が世間からの注目を集めるきっかけとなったのは、6月26日に元舞妓のkiyohaさんがTwitter上に投稿したツイートだった。そこには、

<当時16 歳で浴びるほどのお酒を飲ませられ、お客さんとお風呂入りという名の混浴を強いられた(全力で逃げたけど)。これが本当に伝統文化なのか今一度かんがえていただきたい>

<お客さんと山崎18年一気飲み大会で勝利した時と飲酒>

<身八つ口から手を入れられて胸を触られることも>

などと衝撃的な内容が記述。このほかにも、“旦那さん制度”が残っておりkiyohaさんは5000万円で売られそうになったことや、個室で裾を広げられて身体を触られたこともあったと告白し、未成年女性の人権保護の観点から「お座敷」というシステムそのものを問題視する声も相次いでいる。

 そんななか、10日放送の『ザ・ノンフィクション』では、15歳で舞妓の世界に入った寿仁葉(じゅには)さんの5年間の記録が放送された。

 芸妓になることを夢見て、中学校を卒業してすぐ15歳で京都の花街・上七軒の老舗お茶屋「大文字」に入った寿仁葉さんは、まず舞妓になりたての「仕込みさん」として、お茶屋の掃除や洗濯などあらゆる雑用をこなしながら、踊り、三味線、お茶、鳴り物など芸事の修行に励み、休みは月に2日のみという忙しい日々を送る。舞妓は昼間はお稽古、夜はお座敷に出るが、あくまで修行中の身のため、毎月お小遣いをもらう程度で、衣食住や稽古代はすべてお茶屋の女将さんが負担してくれるという。

 寿仁葉さんは7カ月目の16歳で「お店出し」といわれる舞妓デビューを迎え、お座敷に出て客のもてなしを始めるが、ずっと面倒をみてくれていた先輩の芸妓、勝奈さんが芸妓をやめて実家に帰ることになり、さらにもう一人の先輩も辞め、「大文字」には寿仁葉さん一人が残されることに。

 さらにコロナ禍でお座敷も開けず、寿仁葉さんも昼夜逆転の生活を送るようになり、お稽古中もスマホをいじる姿もみられるほど身が入らない。4年目になり舞妓のなかでは先輩格になったものの、芸妓になるタイムリミットが迫るなかで「向いてへんので、うち。こんなやる気ない子いても、どうしようもないなって思いながら」と投げやりな言葉を口にする。大文字の女将も「それやったら、もう、衿替え(=芸妓になるための儀式)せずに家に帰るっていうもの、一つの方法ですし」と心境を吐露する。

<未成年の少女が夜のお座敷に上がるような世界はもう無理>

 今回の『ザ・ノンフィクション』放送は、元舞妓による暴露直後というタイミングになったこともあり、SNS上では次のように多くの声があがるほど反響を呼んでいる。

<修行だから給金払わないのもおかしな話>(原文ママ、以下同)

<舞妓さんの休みが月二回と知ってやっぱり闇を感じる>

<休みが 月2とか・・・・・ブラック企業じゃああるまいし>

<何をどう整えて見せても未成年の少女が夜のお座敷に上がるような世界はもう無理>

<舞妓ちゃんも芸妓さんも舞を鍛錬して披露すること自体本当に華やかで素敵なんよ、その未成年の少女たちを酒の席につかせてお酌させる文化が問題>

<舞妓さん、いくら伝統と文化の継承者といっても、芸を研鑽した先にあるのは、主に高齢男性の酒席の接客と余興。そりゃ病むだろう。十代半ばで決断させていい道なのだろうか>

<こういう日本のおじさん連中主体の文化気持ち悪い>

 京都・祇園のお茶屋に客として行ったことがあるという40代男性はいう。

「番組内で寿仁葉さんが初めて舞妓としてお座敷デビューしたシーンでは、客は7人組でそのうちの6人は白髪で60~70代以上のようにみえたが、例の告発ツイートの内容が頭に入っているだけに、やはり孫と祖父くらい年の離れた15~16歳の少女が、顔に白粉(おしろい)を塗って男性客たちにお酒をお酌しながらサービスをするというのには、生理的な拒否反応を感じた。客の一人が寿仁葉さんに向かって『頑張ってや。上七軒は世界に冠たる花柳界や。ここでやね、一流になったら、ナンバーワンや、世界の』と言っていたが、違和感しか感じなかった」

 伝統ある「お茶屋遊び」を提供する花柳界というシステムそのものが、その在り方を問われているのかもしれない。

(文=Business Journal編集部)

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