<回答>
1位:すべて貯蓄・運用に回す 41.1%
2位:衣類、靴、アクセサリーホテル、旅行予約 19.5%
3位:その他 16.5%
4位:家電、AV機器 14.8%
5位:食品、飲料、酒類 12.5%
6位:パソコン、周辺機器 9.4%
7位:自動車・バイク(新車、中古車) 5.4%
8位:音楽CD、ビデオソフト 5.1%
8位:興行チケット 5.1%
10位:ギフト 4.7%
11位:ソフトウェア(ゲーム含む/パッケージ) 4.4%
11位:化粧品、美容関係 4.4%
11位:アウトドア・スポーツ・乗り物用品 4.4%
14位:台所用品、食器、生活雑貨 3.7%
15位:健康・医療関係 2.4%
16位:玩具 1.3%
17位:文具、事務用品 0.3%
<解説>
「すべて貯蓄・運用に回す」が約半数に近い回答数を集めた結果となっています。貯蓄や手堅い運用に回すというトレンドは、ここ数年多く見受けられますが、今年も変化はないようです。
ボーナスの具体的な使い道としては、「教育費」(40代男性)、「住宅ローン等借金返済資金及び家族での忘年会」(60代男性)、「子どもの生活費」(50代女性)という家庭内の必要経費という回答が多く目立ちました。
半面、「競馬」(30代男性)というギャンブルを楽しむ快楽志向の回答から、家庭内のパワーバランスを反映した「すべて取られるので使いようがない」(40代男性)など、なんとも悲哀が感じられる回答など。
<調査結果3>
Q3.今冬のボーナスで、具体的に何を買う予定かをお知らせください。
<回答と解説>
具体的な使い道を各項目の分布で見ると、やはり金額が張る家電やパソコン関係をまとめて購入するケースが多く見受けられます。また、世代別で使い道が異なることも大きな特徴です。
「iPhoneとライブチケット」(20代男性)、「ワイン」(20代男性)、「車検」(20代男性)、「時計」(20代女性)、「ゲーム機、ゲームソフト、加湿器、基礎化粧品」(30代女性)というように、若い世代は自分で使用するもの、趣味に使う傾向が多いようです。
一方で、「温泉旅行、家族へのクリスマスプレゼント、オーディオ機器」(40代男性)、「お歳暮、歌舞伎鑑賞」(50代女性)のように、年齢が上がるにつれ、趣味だけでなく家族や付き合い関係のためと目的が変わってくる傾向が顕著にうかがえるのも、興味深い結果です。
また、「旅行、エアコン、人間ドック」(40代女性)、「入院・手術費」(60代男性)などの回答もかなり見られ、年齢が上がるごとに体調管理や治療に充てるケースが増えてきます。
以上、一部メディア報道等では「景気回復でボーナス増額」といわれる中、世間一般の人々の実感としては、それほどその恩恵は行きわたっておらず、人々の消費トレンドとしても引き続き“堅実さ”が目立つ結果となったといえるのではないでしょうか。
(文=田中佐江子/株式会社デファクトコミュニケーションズ、調査協力=マクロミル)