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お金が貯まる人は、常に「支出の把握」「払った税金の取り戻し」をやっている

文=頼藤太希/マネーコンサルタント、株式会社Money&You代表取締役
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・身につけておくべき金融リテラシー(2)…「社会保険・税金の知識をつける」

 第2に、社会保険や税金などの知識を身につけ、うまくつき合うことです。これらは「払わないわけにはいかないお金」ですが、確定申告や各種届け出をすることで、払ったお金の一部を取り戻せる場合があります。

 たとえば、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入すると、所得税・住民税を節税することができます。iDeCoとは、現役時代に一定金額を毎月積み立てて運用し、その運用結果を老後に受け取ることができる制度です。iDeCoは、積み立て中、運用中、年金を受け取る時に税制優遇がある制度ですが、なかでも積み立て中の節税効果は絶大です。

 掛け金の全額が所得控除になるので、住民税10%と所得税合わせて15~55%、税金が安くなります。たとえば、iDeCoに毎月2万円かけたとします。年間24万円です。所得税率が10%だとすると、所得税2万4000円(24万円×10%)が年末調整または確定申告後に還付されます。さらに、翌年度の住民税は2万4000円(24万円×10%)減額されます。所得税と住民税を合わせると、4万8000円が節税できるという具合です。

「なんとなく難しそうだから」といって何もしないでいると、損をしているかもしれないのです。

・身につけておくべき金融リテラシー(3)…「お金自身に働いてもらう」

 第3に、貯蓄や投資について知り、お金自身に働いてもらうことです。貯蓄は計画的に行わないと、うまくいきません。「生活費の余りを貯蓄」ではなく、「給料が入ったら先に貯蓄(先取り貯蓄)」とするだけでも、ずいぶんと変わります。ただし、お金を銀行に預金しておくだけではほとんど増えない時代ですから、投資が必要だと私は考えています。

 投資と聞くと、「投資はギャンブル」「なんだか面倒そう」「元本割れが怖い」と考え、まだまだ敬遠しがちな人が少なくありません。しかし、貯めるだけでは厳しい現状なので、効率よくお金を増やしていくには、投資と向き合っていかなければならないでしょう。

 では、どうすればいいのか。その答えは、無理のない範囲で投資を学び、少しずつお金を増やすことです。お金自身に働いてもらう経験を積み、その過程で毎月の投資金額も少しずつ増やせばよいのです。

 今では、100円程度の少額から投資が可能です。でも、仮に100円が2倍になっても200円にしかなりません。そこで、少しずつ投資金額を増やしていくことをオススメします。

 始めてみることで、見える世界が変わります。投資をすることは、金銭的なメリットだけでなく、投資をすることは楽しいものであるという気づきも与えてくれます。

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