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『100の結果を引き寄せる1%アクション』発売記念特別企画

人物デザイナー・柘植伊佐夫氏「人はなぜ変わるのか?」を求めて

文=鈴木領一/コンサルタント

鈴木 人物デザインという名称が示す通り、映画なりドラマなりの登場人物の性格・キャラクターに合わせて、それこそ、演じている役者の気持ちさえも変えてしまいますよね。

柘植 そうですね。扮装には、ある種の“儀式性”があって、つまり、Aという自分からBという役に転換していくときに、どうしても通過していかなければいけない儀礼のようなものがあるんですね。化粧の起源や儀式的なものにもすごく関わってくることだと思うのですが、それは難しい話ではなく、何かを演じる際、やはり素のままの自分では演じられないので、そういうところをお手伝いさせていただいているわけです。

鈴木 柘植さんがヘアデザインからスタートされて、そこから人物デザインに至る過程が、柘植さんの著書『さよならヴァニティー』(講談社)に書かれているわけですがーー。

柘植 鈴木さんには非常にご協力いただいて(笑)。というより、これは鈴木さんにご紹介いただいたからできたようなものなんですよね。

鈴木 『さよならヴァニティー』の企画から約1年半、実際に本になるまでには約2年にわたって柘植さんを取材させていただきました。その間には3.11などもあって、世間一般の考え方がガラリと変わる瞬間を体験しながら、人の考え方というのはここまで一瞬で変わるものなんだな、ということをつくづく感じました。

柘植 皮肉なもので、3.11以降、みんなーー自分も含めてーーある種の変革を望むようなところが根底にはあるのですが、一方で、国や団体といった、大きなユニット・組織などは、保守化傾向にあるなと感じたのです。その矛盾がなぜなのかは今も考え続けていて、つまり、変革に対する寄り戻しとしての保守なのか、ともあれ、人がとても危ういものなんだということを改めて感じています。それは、この本を作っているとき以上に感じますね。

鈴木 最初に本の企画を提案させていただいた際、“人はどうしたら変わるのか”がテーマだったんですよね。その後、とくに3.11を境にガラっと変わった瞬間があって、それは人だけじゃなくて、社会もガラっと変わってしまって。本の制作過程でそういうことがあったので、改めてコンセプトもそこに焦点を当てた、という経緯もありました。そこで、“人はどう変わるのか”をテーマに柘植さんに取材させていただきながら、実は僕は、柘植さんはなぜ変わったんだろう? あるいは変わっているのかいないのか、そこに興味があったんですね。

 さらに本編では、柘植氏が説く「人が変わるには死ななければならない」という意味の核心、目標を持たずに前進していく生き方を公開。そして、最後に、今回の対談で最も大きな発見が突然訪れる。続きは、『100の結果を引き寄せる1%アクション』アマゾンキャンペーンに参加の上、お楽しみを。(写真=山本宏樹)

人物デザイナー・柘植伊佐夫氏「人はなぜ変わるのか?」を求めての画像2本編では、柘植氏ならではの思考世界が明らかに。
左・柘植氏、右・鈴木氏。
●アマゾンキャンペーン・サイト
『100の結果を引き寄せる1%アクション』アマゾンキャンペーン

●柘植伊佐夫(つげ・いさお)
1990年、第一回日本ヘアデザイナー大賞受賞。99年、手塚眞監督「白痴」でヘアメイクを監督する。塚本晋也監督「双生児」、庵野秀明監督「式日」「キューティーハニー」等を経て、05年、現代美術家マシュー・バーニーのアートフィルム「拘束のドローイング9」のビューティーメイクアップ、レオス・カラックス監督「メルド」のビューティーディレクションを担当。08年、同担当の滝田洋二郎監督「おくりびと」が第81回米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞する。この頃よりキャラクターデザインとその全制作を統括する「人物デザイン」の必要性を強く感じ、本木克英監督「ゲゲゲの鬼太郎千年呪い歌」、中野裕之監督「TAJOMARU」、三池崇史監督「ヤッターマン」「十三人の刺客」に続き、NHK大河ドラマ「龍馬伝」「平清盛」で人物デザイン監修を担当する。詳しいプロフィールはこちら
【関連情報】
Isao Tsuge
講談社『さよならヴァニティー』(柘植氏の著作)

鈴木領一/コンサルタント

鈴木領一/コンサルタント

 思考力研究所所長。行政機関や上場企業の事業アドバイスをはじめ目標達成のためのコーチングも行っている。プレジデント誌などビジネスメディアへの記事寄稿多数。また100の結果を引き寄せる1%アクション(サイゾー刊)は、氏のコーチングメソッドを初公開した書籍で、主婦から経営者まで幅広い層に支持されロングセラーとなっている。また、出版プロデュースの活動も行い、代表作には小保方晴子氏の『あの日』(講談社刊)がある。

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