作業時間、作業労力としてはどちらもわずかなもので、さして差はないように思えるかもしれないが、左手ひとつでコンマ数秒で保存ができる。
余談だが、いずれも片手だけで操作できる位置のアルファベットキーになっているのはもちろんなのだが、たとえば「コピー」=「COPY」、「全選択」=「ALL」、「上書き保存」=「SAVE」、「印刷」=「PRINT」のようにその行動の頭文字になっていることが多いので、覚えるのも簡単だ。
「Alt」編 ウィンドウ操作が時短確実
続いてご紹介したいのは「Alt」キーの活用テク。前項の「Ctrl」編でご紹介したものよりも使用頻度は低いかもしれないが、こちらも覚えておくと作業時間短縮となるはずだ。
【アクティブウィンドウの切り替え】「Alt」+「Tab」
「Alt」キーを押し続けた状態で「Tab」キーを叩いていくと、起動中のアプリケーションを順番に表示していってくれるというもの。例えばワード、エクセル、フォトショップ、インターネットエクスプローラーを同時起動している場合は、「Tab」を押すごとに切り替わっていくのである。
【ウィンドウの最小化】「Alt」+「Space」→N
【ウィンドウの最大化】「Alt」+「Space」→X
【ウィンドウを元のサイズに戻す】「Alt」+「Space」→R
作業中にマウスを使ってウィンドウの大きさを変更する場合、そのウィンドウの右上までポインターを移動させなければならずアイコンも小さいため、わずかだが実はストレスが溜まる動作でもある。それを間違いの少ないキーボード入力に置き換えることが身に付けば、ストレスも溜まりにくいというものだ。
【インターネットエクスプローラーの「戻る」ボタン】「Alt」+←
【インターネットエクスプローラーの「進む」ボタン】「Alt」+→
こちらもマウスを使う場合、ポインターをウィンドウの左上まで移動させる必要があるため、そのわずらわしさから解放してくれるショートカットテクといえる。
「Windows」編 コンピュータの大元操作に便利
Windowsユーザーならば「Windows」キーをベースにした便利なショートカットテクも存在する。
【スタートメニューを開く】「Windows」
【マイコンピュータを開く】「Windows」+E
【コンピュータのロック、ユーザー切り替え】「Windows」+L
【デスクトップを表示】「Windows」+D
意外と活用頻度の高いスタートメニューやマイコンピュータの表示を、マウスに頼らずにできるこのワザを使いこなしていれば、ショートカットの上級者といえるだろう。