株式会社明治が主催のチョコレート検定が今年も実施される。
『チョコレート検定 公式テキスト 2020年版』(明治チョコレート検定委員会監修、学研プラス刊)は受験者のための必読書だ。
本書にはチョコレートの製造工程や多くの専門用語、歴史なども解説されている。
検定を受けない人にとっても興味深い内容なのだが、ここでは本書から「チョコレートが美味しく食べられる飲み物や食べ物がある」ということに触れたい。
チョコレートが美味しく食べられる飲み物や食べ物。これは「マリアージュ」といわれるもので、直訳すると「結婚(marriage)」だ。
その言葉の通り、単純な組み合わせや食べ合わせではなく、一緒に食べることで互いの良さを引き立てたり、互いに隠れている要素を引き出したりする組み合わせのことである。
■チョコレートとの相性が抜群の飲み物は?
本書によれば、チョコレートのマリアージュにはいくつかの楽しみ方があるそうだ。ひとつはコーヒーや紅茶など、チョコレートと飲み物との相性を楽しむマリアージュ。もうひとつはスパイス、ナッツなどチョコレートとは別の素材のマリアージュだ。
飲み物との相性をみてみると、たとえば明治「ホワイトチョコレート」は、コクのあるミルク感が特徴なので、ミルクティーが合うそう。これはミルクの味わいでつながるマリアージュである。
また、香りで合わせるマリアージュとして、明治「アーモンドチョコレート」はウィスキー全般と相性が良いそう。ナッツの香ばしさとウィスキーの樽熟成由来の香りがつながるマリアージュだ。
さらに、質感で合わせる方法もある。
軽めの質感のコーヒーには、同じく軽い食感のチョコレート菓子が良く合うそうだ。軽い食感のチョコレート菓子としては、明治「ガルボ」などがあたり、ライト系のコーヒーが合う。逆に明治「チョコレート効果 カカオ72%」のような高カカオのダークチョコレートには、重厚なウィスキー(フルボディ)がおすすめだという。
味には好みがあるので、必ずしもこれだけが正しいというわけではないかもしれないが、自分好みの組み合わせを探すのに参考になる考え方だろう。
チョコレートを食べる機会も増えるこの季節。よりおいしく食べるために意識してみると良いかもしれない。
(ハチマル/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。