婚活が上手くいかない。何が原因なのかわからない。そんな人は、大人ならではの知恵や経験を活かして、婚活に対する取り組み方を変えてみてはどうだろう。
『大人の婚活 結婚で幸せになれる人の賢い選択』(橋本きよみ著、きずな出版刊)では、結婚相談所を開いて35年、これまで1200組を成婚へと導いた橋本きよみ氏が、幸せになれる結婚を実現するための方法を紹介する。
「好みじゃない相手」だとわかると態度が変わる人がいる
婚活で実際に相手と会うとなった場合にどのように接すれば、モテ運をアップさせて婚活を成功させることができるのか。
まずは、第一印象だけで判断しないこと。
実際に会ってみたら好みの人ではない、となることもある。そこで「どうせ、もう会うことはないのだから」ということで、必ずしも悪気はないのだろうが、それまでと態度が変わってしまう人がいる。当たり前だが、相手の気分を損ねるような態度をとっていては、いい縁には恵まれない。
婚活はいいと思った相手から自分も選ばれなければうまくいかない。自分がどのように接すれば、相手は気分をよくしてくれるかを意識してコミュニケーションをとることを日頃から心掛けねるべきだという。
実際に会ってみて自分には合わない人だとしても、お見合いの1時間は自分の気持ちや態度をコントロールして、いい印象を与えてお別れする。常に相手から交際希望の返事を取れる「お見合い上手な人」になることで、結婚の可能性も高くなるということだ。
選ぶだけでなく、相手からも選ばれないと、婚活は成功しない。第一印象だけで判断するのはいけないことだと書いたが、逆に相手から第一印象で、この人とは合わないと思われる可能性も十分ある。相手を第一印象で判断しないようにするのは大切だが、自分は第一印象で好感を持たれるようにしておくべきだ。
「ありのままの私」を好きになってほしい。見た目ではなく、中身で勝負。という理想を持っていても、お見合いの場では最初からそこを好きになってくれる人はなかなか現れないという。そして世の中はまだまだ「見た目至上主義」であることを疎かにしてはいけない。最低限の身だしなみを保っていることは大切なのだ。
自分の見た目に意識が薄い場合は、プロの写真家に「いい写真」を1枚撮ってもらうと自信がつくという。橋本氏のいう「いい写真」とは、本来もっているその人の魅力が2割増しに引き出されている写真のこと。
そこに写る普段よりも魅力的な自分を見て、「結婚できる自分になれた」という自信がつくことで、服装や髪型にも気を使うようになる。すると、表情も明るくなり、話す内容も言葉も肯定的になっていく。そうした自信をつけることで、成婚する人を何人も見てきた、と橋本氏は述べる。
結婚をすることがゴールではなく、結婚して幸せになることで、婚活が成功したといえるのだろう。婚活に苦戦しているという人は、本書を参考に「結婚して幸せになる」ための婚活に挑んでみてはどうだろう。(T.N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。