日常会話でのちょっとしたフレーズやインターネットでよく使われる言葉などについて、「これって英語でなんて言うんだろう?」と疑問に思うことはないだろうか。
そんな疑問に答えてくれるのが『CDBOOK 英語のプロ300人に聞いた 日本人のための 絶妙な言い回しフレーズブック』(DMM英会話著、明日香出版社刊)というCDブックだ。
本書は、日常生活でよく使う言葉からインターネットスラングまでを日本語の微妙なニュアンスを考慮しながら、英語ではどう表現するのか解説をしてくれるフレーズ集である。
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会話の中で「確かに」という言葉は、相づちの代わりとしてもよく使う。では、「確かに」は、英語では何と言うのか。
――「You have a point.」
ネイティブの人は、話す相手の意見や発言に同感するときによく、“You have a point. ”か“Good point. ”と相づちをする。カジュアルな場面でもビジネスの場面でも使える。
――「True.」
直訳は「真実」や「本当」だが、会話の中で同意するときの「確かに」としてよく使われるそうだ。
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では、「かまってちょうだい」の略語である「かまちょ」は、英語でどう表現するのか。
――「attention seeker」
「かまちょ」というのは英語の若者言葉で“attention seeker”や“look-at-me guy/girl”とも言える。どちらも「目立ちたがり屋」というニュアンスになるという。
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さらに、詩人・相田みつをの言葉はどうだろう。「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」は、英語ではどう言うのか。
――「Who care if you stumble (at times),we’re only human.」
「つまずく」は、“trip over”ともいう。しかし、これは物理的な意味を持ち、“trip over a rock”(石につまずく)、“I tripped over a chair. ”(椅子につまずいた)のように使う。物理的な意味ではなく、抽象的な「つまずく」の場合だと、stumbleがよく使われる。
また、「いいんじゃないか」は“who cares”、つまり「誰も気にしない」「知るもんか」という表現になり、「にんげんだもの」は英語でよく使われている定番の表現“we’re only human. ”をくっつければ、ニュアンスを維持した英文ができ上がる。
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本書では、DMM英会話の「なんてuKnow?」という英語Q&Aサービスに寄せられた質問と3万を超える回答フレーズの中から「みんなが注目しているもの」「実用性の高いもの」「ちょっと面白いもの」をピックアップしている。
海外旅行や、普段外国人と話す機会が多いときに、「これって英語でなんて言うんだろう?」という疑問を解決してくれる一冊だ。 (新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。