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仕事で英語を使う人、英語を習得しなければいけない人は増えているはず。ですが、社会人になってからでは十分な勉強時間が確保できずなかなか上達しないものです。何かいい方法はないのでしょうか。
そんな疑問に対して英語上達のアドバイスを授けてくれるのが、「英語なんて言葉なんだ!やれば誰だってできるようになる」のCMでもおなじみ、東進ハイスクールのカリスマ英語講師・安河内哲也さんです。
安河内先生は、著書『350万人が学んだ人気講師の勉強の手帳』(あさ出版/刊)で、社会人に向けた勉強の秘訣を明かしています。
■英語は「自然に」学ぶな!
英語習得の有効な方法として、「子どもが言葉を覚えるように、“自然に”英語を覚えよう」ということがよくいわれます。
一見、これは正しい方法のように思えますが、子どもが第一言語を覚えるのには10年以上の歳月がかかっていることを忘れてはいけません。つまり、大人になってから英語を学ぶ場合“自然に”やっていたのでは間に合わないのです。
この問題を解決し、英語に限らず言語を使えるようになるまでの時間を一気に短縮してくれるのが、言葉のルールである「文法」。
拒否反応を示す人が多く、軽視されがちな「文法」ですが、これこそが語学習得を早めてくれる切り札だと考えれば、積極的に勉強する気になるというものですね。
■英語は机で勉強するな!
もちろん、「文法」だけでは、使える英語にはなりません。
生活の至るところで使われるのが言語というものですから、咄嗟の一言や、その場に応じた発言に対応できる、“反射神経”が必要になるのです。
これを鍛える勉強法として安河内さんが挙げているのが「音読」。
英単語や文法、構文を一通り理解したら、そこで満足するのではなく、何度も声に出して音読しましょう。そうすることで覚えた内容が、反射神経に変わります。
机の上で理解し、暗記するだけでは、英語はできるようになりません。机にへばりついている時間が勉強時間の半分以上あるようなら、すぐに音読訓練の割合を大幅に増やすべきだと安河内さんはいいます。
■英語は間違えれば間違えるほどうまくなる!
日本人の特徴として、失敗を恐れるあまり英会話で最初の一言が出てこない、ということがあります。
間違うと恥ずかしいという気持ちは理解できますが、語学は楽器やスポーツと同じで、実践練習を繰り返しながら覚えていくものであり、間違えずに上達することなど不可能なのです。
ネイティブの人からしたら不自然な表現やおかしな言い回しで笑われるというのは、確かに恥ずかしいことでしょう。しかし、そのようにして得る経験知こそが語学力であり、教科書や参考書から学ぶことのできない貴重な財産なのです。
『笑っていいとも!』や『ネプリーグ』、また今日オンエアされた『金スマ』(『中居正広の金曜日のスマたちへ』)など、その実績と指導法がメディアからも注目される安河内先生。
本書は先生いわく、「安河内哲也のベストアルバム」。受験のプロとして多くの受験生を合格に導いてきた安河内先生が長年培ってきた、勉強を成功に導くための心構えやノウハウがつづられており、英語に限らず目的を持って勉強をする全ての人に勇気を与えてくれるはずです。
(文=新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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