読売テレビの局アナ時代には『情報ライブ ミヤネ屋』のレギュラーを務め、フリーアナウンサーに転身してからもさまざまなバラエティ番組で活躍している川田裕美さん。
実は彼女、大好物の「あんこ」と共に人生を歩んできたのだ。
川田さんがあんことともに歩んできた半生をつづっているのが、本書『あんことわたし 日日大あん吉日』(川田裕美著、ぴあ刊)だ。
川田さんがあんこ好きになったのは、幼少時代に祖母がおやつに用意してくれていた白玉団子がきっかけだという。大好きなおばあちゃんが作ってくれたお団子とあんこ。これが無類のあんこ好きを生んだのである。
子どもの頃の思い出のあんこは、南大阪・泉州地域の名物である「丹波屋」のくるみ餅と母の定番おやつの「井村屋」の冷凍あんまんだ。
小学生の頃は、土曜の午前中の授業が終わると、家でうどんを食べながらテレビで吉本新喜劇を見るという、大阪ではオーソドックスなお昼のあと、おやつとしてあんまんを食べるのが定番だったそうだ。
アナウンサーとなり一人暮らしをするようになってからも、「あんこ」との日々は続く。
自宅での贅沢だったのが「井村屋」の缶入りゆであずきだ。川田流の食べ方は、缶を開けてそのままスプーンですくい、砂糖の甘さと小豆の食感をダイレクトに味わうというもの。「明日からも頑張ろう!」と思える至福の瞬間なのだという。
本書の巻末には「あんこスペシャルトーク」として、井村屋開発部の社員と川田さんのあんこ談義が繰り広げられている。
また、あんこ愛の他にもアナウンサーという仕事への愛も語っており、川田さんの素顔に迫れる一冊となっている。
振り返ってみると、子どもの頃から今に至るまで、川田さんのそばには「あんこ」があった。そんな根っからのあんこ通の川田さんお気に入りのあんこのお店の情報を、本書の最後に「とっておきスイーツ」として掲載。あんこ尽くしの本書を片手に「あんこめぐり」をしてみるのも楽しいかもしれない。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。