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苦手だった文章執筆が得意になる「自問自答」とは

新刊JP
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※画像はイメージ(新刊JPより)。

 ビジネス文書やメールSNS投稿など、文章を書く機会は多い。その一方で、文章を書くことや文章で何かを伝えることに苦手意識を持っている人も多いはず。口頭でメッセージを伝えることと同じように、文章でメッセージを伝えることにも、誤解を招いたり、意図したことが伝わらないことがままある。

「自問自答」で文章を書くのが好きになる


 この苦手意識はいったいなぜ生まれるのか。

 それは、自問自答をしていないからだ。自問自答を楽しむことで、文章が上手くなるとするのが『1日1分で文章が勝手にうまくなる本』(山口拓朗著、総合法令出版刊)だ。

 本書では、伝える力【話す・書く】研究所所長の山口拓朗氏が、自問自答の方法、自問自答を使いながら効率よく文章力に磨きをかけるコツを紹介する。

 山口氏が25年以上、文章の書き方・指導をしてきて感じることが「文章作成が得意な人は、質問がうまい」ということだ。文章を書くとき、テーマに対して読者が知りたい情報は何かを想像し、自問自答することで、読者の興味を引く文章を書くことができる。自問が読者の興味と一致していればいるほど、読者の興味・関心を引く文章に近づく。

 だから、重要なのが質問力なのだ。質問には、簡単に答えられる基本的な質問「フレーム質問」と物事を掘り下げるための質問「スコップ質問」の2種類がある。フレーム質問の例では、

1.年齢はいくつですか?(自問)

35歳です(自答)

2.結婚はしていますか?(自問)

はい、しています。子どもは2人います(自答)

3.仕事は何をしていますか?(自問)

食品メーカーで開発をしています(自答)

 というような年齢や仕事、配偶者の有無などを確認する質問。1~3のフレーム質問の自答に「理由・根拠を聞く質問」や「目標や夢を聞く」などの物事を掘り下げるスコップ質問の答えを繋げていくだけで文章ができあがる。

 スコップ質問は、普段から考えを整理しておかないと答えにくいものも組み込む。そうすることで、鋭く、深く、読み応えのある文書を書くことができる。また、自問自答は書き終えた文章を読み終えたときにも使える。「〇〇ってどういう意味ですか?」「〇〇についてもっと教えてください」など、自分が書いた文章に対して少し厳しい質問をしてみる。そして、それらの質問に答えることで、より完成度の高い、説得力のある文章に仕上がるのだ。

 本書ではこのような12のトレーニングが用意されている。読み進めながらトレーニングを積むことで、自問自答のやり方と表現力のコツ、具体的に書くコツ、簡潔に書くコツ、論理的に書くコツ、文章の型を書くコツの5つのコツを身につけることができる。

 文章を書くことを楽しめるようになるきっかけとなる1冊になるはずだ。(T・N/新刊JP編集部)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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