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読んだ本の内容を“自分のモノ”にする「アウトプット」の方法

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※画像はイメージ(新刊JPより)。
※画像はイメージ(新刊JPより)。

 本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまうことはないだろうか。せっかく読んだのだから、ちゃんと覚えておきたい。しっかり自分の中に定着させるにはどうすればいいのか。

 明治大学文学部教授の齋藤孝氏による『本は読んだらすぐアウトプットする!』(興陽館刊)は、読んだ本を自分のスキルに変える「アウトプット読書」を提唱する一冊。読んだ内容が自分の血や肉となる読書法を知ることができる。

読んだ本の内容を忘れない「定着法」

 その読書法のポイントは文字通り「アウトプット」だ。例えば、読んだ本を紹介したり、本に書かれている通りに実践するなど、読書体験をアウトプットしていく。それで物事が上手くいったら喜びが得られるし、もっと本を読もうと読書欲に火がつき、いいアウトプット循環ができる。

 SNSで読んだ本に関する話題を発信するのもいい。「今、書店でこんな本を買った」「この本の1章を読んだ。こんな内容だった」というように、読書体験をライブ配信してみる。

 本に関するコメントを発信する一番の目的は、本の内容を誰かに伝えることで「復習効果によって記憶への定着を図る」ことだ。そして、それと同時に本を読むほど、記憶の引き出しが充実し、仕事や日常のさまざまな場面で使える情報や知識が増えるという。

 また友人と本について話すことも定着につながる。「読書友だち」を持つことには、3つのメリットがあると齋藤氏。

 1つ目は、人に話すことによって本の内容が記憶に定着すること。

 2つ目は、同じ本でも人によって受け止め方や理解がまったく違うことに気づけること。これは自分自身の視野を広げることにつながる。

 そして最後は、読みたい本が増えていくことだ。

 本について語り合える友人を持つことは、本のある暮らしを続けていくためにも大切なことなのだ。

 ◇

 本書には、内容の定着だけでなく、プレゼンスキルやイマジネーション力の鍛え方についても書かれている。ただ本を読んで終わるのではなく、アウトプット読書法を実践してみて、仕事や日常でも読書の効果を感じてみてはどうだろう。(T・N/新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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