オンライン会議が普及したことで、海外にいる相手との打ち合わせが手軽にできるようになった。
そこで大事になるのは、やはり語学力である。対面では身振り手振りで伝わってもモニター越しでは伝わらないこともあるし、通信トラブルなどで英語でのとっさの対応が求められることもある。
何よりビジネスミーティングは限られた時間の中で意思決定をしたり、自分を表現したり、何かを報告しなければならない。そこで英語での的確な表現力が武器になる。
たとえば、「話が脱線しているような気がします」を英語で表現できるだろうか?
英語での会議中に話が脱線!本筋に戻すフレーズは?
高校生程度の語彙力があれば、「話が脱線しているような気がします」はどうにか表現できるはず。しかし、すばやく的確に表現したいのならば、言い回しとして 「I think we’re getting sidetracked.」 を覚えておくと便利だ。
『オンライン会議を成功させる実用フレーズ辞典』(Q-Leap著、アルク刊)は、オンライン会議で使う可能性が高いフレーズを集めた一冊。前述の「話が脱線しています」は 「I think we’re getting off topic.」 でもいい。
「ええと、どこまで話しましたっけ?」は英語で…
こうした英語の会話フレーズで使われる英単語は決して難しくない。知っているかどうかで英語での表現力が大きく変わってくる。
「話が脱線しています」の後は本題に戻りたいところだが、話がどこで脱線したのか忘れてしまった。こんな時、日本語なら 「どこまで話しましたっけ?」 となるところだが、これは英語では 「Where was I ?」 となる。中学英語だけで構成されているフレーズだが、使える場面はかなり多い。覚えておきたい表現である。
会議中にパソコンがフリーズした時のひと言
無事に正しい議題に戻った会議だったが、ここでトラブルが!
自分のパソコンがフリーズしてしまったり、音声が途切れてしまったりして相手の発言を把握できない時は 「接続が不安定なようです」 と状況を説明して待ってもらわなければならない。
こんな時のために「unstable(不安定な)」という単語と 「My internet connection seems unstable.(接続が不安定なようです)」 という言い回しを覚えておきたいところ。他の参加者の接続状況がよくない時は 「We’ve got a bad line today.(今日は回線がうまくつながりませんね)」 も使える表現だ。
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会議での役立つフレーズ、とっさのひと言、オンラインならではのアクシデント対応時の言い回しなど、本書では、オンライン会議に特化した英語フレーズが多々紹介されている。
シンプルで役立つひとことで、ビジネス英語力は大いに向上するはずだ。(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。