怒られたときに「人の気持ちを察しなさい」と言われたことがある人は多いでしょう。
学校においても、ビジネスの現場においても、人間関係は最も重要な要素の一つ。特に他人の気持ちを察する力は大事。では、「他人の気持ちが分からない人」はどのような人を指すのでしょうか。
『人の気持ちがわかる人、わからない人』(和気香子/著、クロスメディア・パブリッシング/刊)を参考に見ていきましょう。
■自分の価値観を知らない
自分と他者はまるっきり別の人間。育った環境も違えば、どのようなことを勉強してきたかも違います。自分と似ている価値観を持っている人はいても、すべてが同じ価値観という人はいないはず。つまり、自分と相手との価値観は違って当たり前なのです。
これを理解するためには、自分の価値観を知っておくことが必要です。あなたは自分が大切にしたいものが何か自分で分かっていますか? 分からないという人は意外と多いのではないでしょうか。
■相手の行動の背景や理由を考えない
価値観が違う人の行動を見て「信じられない!」と思って、その人を非難してしまったことはありませんか? 例えば、職場で新入社員が考えられない凡ミスをしてしまったとします。しかし、仕事のやり方をまだ教わっていなかったのかもしれませんし、その業務の背景を知らなかったのかもしれません。
自分が「信じられない!」と思うことでも、別の人にとっては当然のことで、理由や背景があると著者の和気さんは述べます。「信じられない!」の背景を考えることで、相手に対する感情も変わるはずです。
■ストレスが溜まっている
自分のコンディションや周囲の環境がいいときは、常に心が広くいられるもの。逆にストレスを強く感じると、視野が狭くなり、自分視点でしか物事を考えられなくなる傾向があるといいます。
もし、「なぜあの人は他人のことを考えられないんだろう」と思う人がいたら、その人はちょっと余裕をなくしているのかもしれませんね。
本書はアドラー心理学をもとに、自分の感情の整理術を教えてくれる一冊です。
どうすれば人間関係がもっと上手くいくのか悩んでいる人は、まず他人の気持ちが分かる人を目指してみるといいのかもしれません。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。