育児休暇明けの復職には不安を感じるもの。子どもへの心配は尽きませんから、何かあったときは常に寄り添いたいというのが親心です。でも、分かってくれているとはいえ、やはり職場に迷惑をかけてしまうのも忍びないことです。
そんな共働き夫婦の子育てに必要不可欠なのが“助っ人たち”の存在。夫婦が頼るべき助っ人は以下のような人たちが考えられます。
(1)祖父母、親族、知人
(2)ベビーシッター
(3)病児・病後児保育
でも、これらの助っ人を頼る際に気をつけるべきことがあります。もしそれを無視してしまったら、信頼関係は崩れてしまい、逆に夫婦の敵を増やしてしまう可能性も…。
『共働き子育てを成功させる5つの鉄則』(普光院亜紀/著、集英社/刊)では、助っ人となる人たちの付き合い方やお願いするタイミングについて触れています。
ここでは、もし子どもが病気になってしまったときに“助っ人”にお願いする際、気をつけるべきことを紹介します。
■祖父母、親族、知人
頼りやすい身内。でも、もし祖父母に子どもの世話をにお願いする場合、どうしても厚かましく何もかもを押しつけてしまいがちなので、注意しないといけません。
身内だからといって、負担のかけすぎは禁物。もちろん、親族、知人も同じです。お世話になったらプレゼントなどで感謝をしっかり伝えることが大切です。
■ベビーシッター
ベビーシッターの場合、1時間1,500円~3,000円程度と開きがあり、病児の場合は料金が高くなることもあります。急にお願いすることになったり、キャンセルすることになったりするので、申込み手続の方法やキャンセルの規定はしっかりチェックすべきでしょう。なお、他人を家にあがらせることから、なかなか利用しにくいと思っている人も多いのですが、普光院さんいわく「慣れると気にならなくなります」。
■病児・病後児保育
病児保育とは、急性期(これから症状が進行していく時期)の病児も受け入れる保育のこと、病後児保育とは回復期の病児のみを受け入れる保育のことです。ただ、最近はあまり区別されない傾向もあるそうです。
医院や保育園に併設されているので、看護師と保育士がケアしてくれるのは安心。また、料金も1日2,000円~3,000円程度と比較的リーズナブルです。市町村のウェブサイトなどで案内されているので、いざというときのために調べておくといいでしょう。
この他にも残業・主張の場合は誰に頼んだほうがいいのか、「ファミリー・サポート・センター」や「ショートステイ・トワイライトステイ」などの第四、第五の助っ人についても触れられています。
子育ては毎日が大変。でも、子どもは一日一日、少しずつ成長していきます。
子どもが健やかに育つように、共働き夫婦の子育てをサポートする情報がまとまっている本書は、ぜひ読んでおきたい一冊です。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。