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佐藤さんは「社長の唯一の役目は、社員の給料を増やすこと」だと考え、なんとかして社員の給料を高められるように思案する。しかし、これは「社員のことを想って」というような心情的なものではなく、合理的な考えた結果のものであるようだ。
基本的に佐藤さんは社員に対して情を持って接するようなことはしない。あくまで雇用契約で結ばれた関係であり、佐藤さん自身は会社を現時点で代表するだけの立場だと考えているからだ。そして、社員一人ひとり何に満足度の指標にしているかは異なるわけで、それらを一つの会社ですべて実現するのは至難だ。だから、会社は社員に対していかに給料を上げられるかどうかを考え、それを実行するのが役目だと考えているという。
他にも「結婚して離婚」「世の中から戦争をなくす」「アルファベットの数だけ海外現地法人を作る」「会議室にワインセラー」「社員の名前を覚えない」「負けるのが好き」「新卒は0歳児」「役員を目指せ」など、破天荒でいて、刺激的な言葉が目次に並ぶ。
こうした言葉にも現れている、その「変な」経営スタイルは、一見奇をてらっているように見えるが、本質はかなり合理的で多くのビジネスパーソンも参考になる部分があるだろう。また、第4章と第5章は就職活動をしている学生にとって有意義な内容となっている。
変な社長が目指す、変な会社。その先にあるものとは――?
なお、「鬼斬」「トレバ」ユーザーや、これからやってみたいという人には嬉しい購入特典がついてくるので、そちらも注目ポイントだ。
(新刊JP編集部)
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※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。
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