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「人権侵害」を主張する吉本側が満を持して説明に……

片山さつきに再び聞く「河本の生活保護費問題に進展は?」

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片山さつき自民党参議院議員
 5月16日に当サイトに掲載した「"河本準一・生活保護不正受給疑惑"に切り込んだ、片山さつきの狙い」は大きな反響を呼んだ。自民党の片山さつき参議院議員が、次長課長の河本準一の母親が生活保護を受給していたことは不正に当たるのではないかという疑惑を追及する目的やその背景にある社会的問題などを詳しく語ってくれたインタビューだ。

 その翌日、複数の大手週刊誌がこの疑惑を取り上げると、河本が所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシー(タレントのマネジメントなどを担当する吉本興業の子会社)は、自社の公式HPに見解を発表。同問題を追及・報道することは「人権侵害」につながると主張し、報道機関だけではなく、片山議員や同じく同問題に言及していた世耕弘成議員にも批判の矛先を向けたのだ。

 5月18日、その両議員のもとを、吉本興業の代理人弁護士が訪れたという。前回のインタビューで片山議員は「吉本興業の関係者が説明に来ることになっているのですが、その説明や対応があまりにひどいようなら、国会質問も考えないとならないでしょう」と語っていたが、この説明の場ではどのようなやりとりがされたのか? それを受けての片山議員の考えとは? あらためて聞いた。

――5月18日に吉本興業の代理人弁護士が「説明」に訪れたわけですが、そこでどんな話が行われたのかを聞かせてください。

片山さつき氏(以下、片山) まず、最初に先方に確認したんです。「今回、私のほうから、(吉本さんを)呼んだわけではないですよね」と。5月2日(※片山議員が、自身のブログで、今回の問題を追及する旨を報告した日)の夜遅い時間に、吉本の代理人弁護士から私の携帯電話に直接「河本さんの一件で説明したい」という連絡をいただき、受給を認めた上でいくつか理由のようなことをおっしゃるので、「その説明ではとても納得はできない」と伝えたら、日を改めて議員会館に伺いたいと先方がおっしゃった。翌日から私は米国出張だったんですが、「では、6日に帰国してから時間設けますから、できるだけ早くご連絡いただければ、こちらも対応します」と答えたところ、帰国後もなかなか連絡が来ない。で、やっと返事が来て、いくつか希望日を出されてましたが、いちばん早い18日に私と世耕さんが万障繰り合わせて対応しました。つまり、こちらとしては事情説明があるなら、一刻も早く聞こうという姿勢で対応したんです。18日にお会いした時、「なんでこんなに遅れたのですか?」と聞くと、「誰が行くかなどを調整していました」と言っていましたね。

――吉本は、どんな雰囲気で話をしてきたのですか。というのも、吉本側は公式コメントとして、「片山議員や世耕議員が(河本氏の)親族側の事情も十分に確認しないままに実名をもって批判的な発言をしたことは非常に悲しい」「重大な人権侵害」とまで言って非難をしていたわけで、そういう強い言い方での抗議は、その場ではあったのですか?

片山 いやいや、18日はそんな言い方ではなかったです。強い言い方というより、どちらかというと、何か言いにくそうなというか、遠慮がちな話し方で。だって、「十分な確認もしないまま」というけど、こちらは人を介して現地調査までしているわけで、事実確認をしているわけですからね。そう話したら黙っていましたけど。で、とにかく説明をしたいようなので聞きましょうと。そしたら、(河本氏の母親の)受給については、平成12年か13年からずっと続いてきたと。そして、今年の4月の半ばに初めて週刊誌報道があり、驚いて辞退したのだそうです。あとは、年収5000万円と報じられているが、そんなに稼いでいないということと、売れ始めたように見えた時期も収入は安定していなかったので金銭的な支援は難しかったのだと、最初に電話で話したことを一部繰り返して説明していましたね。