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ブラック企業アナリスト・新田龍「あの企業の裏側」第12回

野村総研、強制わいせつ裁判で敗訴〜被害者女性への組織ぐるみの脅迫行為が認定

文=新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役
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 筆者は本判決を受けて、野村ホールディングス、セブン&アイホールディングスに判決の内容を伝え、貴社も善管注意義務違反に問われかねないが、どうお考えか? 何か防止措置を上場企業として講じられたのか? などについて書面で質問を行い、回答を求めたが、両社から回答を得ることはできなかった。そして野村総研にも本判決について取材を申し込んだところ、回答を拒絶される結果となった。

 普段、セブン&アイホールディングスが展開するセブン-イレブンやイトーヨーカドー、野村ホールディングス傘下の野村証券などで買い物や取引をすると、その利益が今回のような裁判に使われているという実態は、非常に恐ろしいことである。

 この事件の経過は、また本連載でも引き続き報じていく予定である。
(文=新田 龍/株式会社ヴィベアータ代表取締役、ブラック企業アナリスト)

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

新田龍/働き方改革総合研究所株式会社代表取締役

労働環境改善による企業価値向上支援、ビジネスと労務関連のこじれたトラブル解決支援、炎上予防とレピュテーション改善支援を手がける。労働問題・パワハラ・クビ・炎上トラブル解決の専門家。厚生労働省ハラスメント対策企画委員。著書25冊。

Twitter:@nittaryo

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