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坂口孝則「ダマされないための“儲けのカラクリ”」 第27回

女性の黒髪増は本当?20代は黒ロング多数だが、40代は大衆層とリッチ層で真逆?

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「Thinkstock」より
 さまざまなテレビ番組や雑誌などでもお馴染みの購買/調達コンサルタント・坂口孝則。いま、大手中小問わず企業から引く手あまたのコスト削減のプロが、アイドル、牛丼から最新の企業動向まで、硬軟問わずあの「儲けのカラクリ」を暴露! そこにはある共通点が見えてくる!?

●女性たちの「黒髪回帰」「ナチュラル回帰」は本当か?

 現在、黒髪が若い女性の間で人気らしい。

 AKB48の影響や、常に染め直さねばならないという経済的負担を避けたいという金銭的事情、さらには清楚ブームが加わり、これからは「黒髪の時代」らしいのだ。この現象を「黒髪回帰」「ナチュラル回帰」とまで呼ぶようだ。

 しかし、筆者の肌感覚からすると納得できない。筆者はコンサルティングで地方にも行くし、同世代の知人(30代)と定期的に会う機会があるが、地方では赤ん坊を抱えた女性は今なお茶髪比率が高い。少なくとも、黒髪が増えたな、と感じるレベルではない。地方のヤンキー化が論じられるけれど、やはりヤンキーでも、原田曜平氏が自著『ヤンキー経済』の中で定義するマイルドヤンキーでも、いまだに黒髪増加は実感できない。大型家具専門店のIKEAなどに行っても、茶髪のお母さんたちは多い。40代女性に限っていえば、変化そのものを感じない。

 また、まわりの女性たちを見ても、とくに黒髪が増えた、とまでは思わない。それに、加齢するほど女性は茶髪にすれば白髪が目立たなくて良いと、頻繁に聞く。つまり、筆者の実感を整理すると、以下のようになる。

「20代は、そりゃ黒髪が増えたかもしれない」
「30代は、しかし黒髪が増えた気は正直しない」
「40代は、さほど変化ないのではないか」

 だが、実際のところはどうなのだろうか。さすがに、女性の髪色を数えた統計などありはしない。そこで、かなり大胆な仮説を立ててみた。

・「それぞれの世代が購入する雑誌の表紙モデルこそ、その世代のその時代の典型例である」

 そこで、雑誌の表紙の分析結果を紹介したい。

●20代と30代の違い、そしてセレブ40代の余裕

 筆者が分析に使用した雑誌は、次のとおりだ。

<20代女性>
・大衆向け:「with」(講談社)
・リッチ層向け:「25ans」(ハースト婦人画報社)

<30代女性>
・大衆向け:「LEE」(集英社)
・リッチ層向け:「VERY」(光文社)

<40代女性>
・大衆向け:「STORY」(光文社)
・リッチ層向け:「Precious」(小学館)