ほとんどの人は体験としてわかっていることですが、どんな会社にも「付き合ってはいけない人」がいます。
「付き合ってはいけない人」とは、一度「敵」とみなしたら、相手が音をあげるまで攻撃したり、いびらないと気が済まない人。こういう人が上司や同僚にいたら大変です。あなたの時間と労力、体力は、その人のために際限なく費やされ、心身を壊してしまうかも。
『ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人』(梅谷薫著、講談社刊)によると、会社にいるこういった人々には、5つのタイプがあるようです。
あなたの上司や同僚のことを思い出しながら読んでみてください。
付き合う人間に被害をもたらす「サイコパス」
利用できる人間は徹底的に利用して、利用価値がなかったり、自分に楯つく人間は容赦なく攻撃する人は「サイコパス型」かもしれません。
「サイコパスには良心がない」と言われるように、彼らは極端に感情が薄く、他人の気持ちを考えて行動するということがありません。
一見すると仕事ができ、異性にもモテますが、どこか人間味に欠ける。そんな人が職場にいたら、注意してみましょう。ある日突然あなたを敵とみなし、攻撃的な人に豹変するかもしれません。
威張るのが大好きな「ボス猿」
「上にはへつらい、下には威張る」といった人間はどの会社にもいます。人に命令したり、威張ること自体が好きな「ボス猿」タイプです。
このタイプは縄張り意識が強く、自分のテリトリーを荒らすものを攻撃します。同じ部署に入ってきた新人や、新任の上司にたいして妙にキツく当たる人はこのタイプかも。
肩書にしがみつく「小役人」
「ボス猿」と同じく「上には弱く下には強い」ものの、人の上に立つ野心はないのが「小役人」タイプ。
今のポストにしがみつく傾向が強いのが大きな特徴で、自分の地位を脅かす人は攻撃せずにいられません。ネチネチと嫌味を言う人が多い点も覚えておきましょう。
影響力の強い厄介な「お局」
どの職場でも「お局」はうとまれますが、こういう人ほど現場での影響力が強かったりするのが厄介ですよね。
古参の社員や、ベテランの課長など、その人がいないと仕事が回らないようになってしまっている部署は多いはず。彼らは自分の取り巻きを作り、職場の「空気」を作ってしまいます。
逆らう相手には容赦なく陰口を叩き、いじめっぽい雰囲気を作り上げますが、気に入った人にはとことん優しいので、思い切って懐に入るというのも一つの対処法かもしれません。
周囲を振りまわす「メンタル不調」
何の脈略もなく突然怒りはじめたり、言っていることがあまりにもコロコロ変わるため、こちらからすると、腹が立つよりも「この人大丈夫?」と心配になってしまう人も。
メンタル面の不調が疑われるため、早めに病院にかかってほしくても、こういうことは本人に指摘しにくく、結局野放しになってしまうこともあります。
いかがでしたか?
自分の同僚や上司にあてはまる人がいたなら、嫌な思いをするまえに距離を取るのが最善。仕事ということで付き合いを断つことはできなくても、接触を最低限にすることはできるはずです。
一日の大半を過ごす職場だけに、人間関係のトラブルは避けたいところ。気持ちよく仕事ができる環境を整備したいものですね。
(新刊JP編集部)
※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。