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なぜ年収1000万円の人は落語を聴くのか?ゼロから始める超・落語入門

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落語の口演(「Wikipedia」より/Flickr upload bot)
 江戸時代から庶民に親しまれてきた伝統芸能の落語。近年は、主に女性たちの間で落語がブーム化し、寄席に限らず、カフェやCDショップ、レストランなど、さまざまなスペースで落語会が開催されるようになった。


 しかし、落語を好きなのは女性だけではない。実は、経営者などのビジネスエリートにも落語を聴くことを趣味にしている人が多く、ビジネス総合誌『プレジデント』(プレジデント社)が2011年10月3日号で行ったアンケートでも、年収1000万円以上の679人のうち、半数近くの43.4%が「落語好き」と回答しているのだ。

 なぜ、高所得者に落語好きが多いのだろうか。『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』(日本能率協会マネジメントセンター)の共著者でオフィス・フォー・ユー代表取締役社長の横山信治氏は、「落語家とビジネスの成功者には多くの共通点がある」と語る。

落語家とビジネスエリートの共通点とは?


 横山氏は、12歳のときに笑福亭松鶴に弟子入りし、最年少のプロ落語家として注目された経歴を持つ。その後、進学のために落語家は廃業し、大学卒業後は日本信販など多数の企業に勤務。東京証券取引所一部上場の金融グループでは役員や社長を務めた。

 その横山氏が、まず落語家とビジネスエリートの共通点として挙げるのが「空気を読む力」だ。

「どの世界においても、頭角を現すには『相手が何を求めているか』を感じ取る力を持つことが重要です。先日、6代目三遊亭圓楽師匠と対談させていただいたとき、『舞台に上がって、お客さんが何に興味があるのかを探りながら本題に入る』とおっしゃっていました。圓楽師匠は、『笑点』(日本テレビ系)をはじめ、テレビ、ラジオ、舞台……と、客層に合わせて見せ方を変えることができる達人。ビジネスでも、相手のニーズに応えることのできる人が成功する点は同じです」(横山氏)

 たとえば、この空気を読む力が必須とされるのが営業マンだという。営業マンには、顧客の職業や年代など、多くの情報や要素を感じ取り、「相手が今、何を求めているか」を見定める目を持つことが、より重要となる。

「結婚式の主賓あいさつで長々と話すような人は、空気が読めていない人の代表例です。要領を得ない内容をダラダラ話されると、会場の空気が重くなってしまいます」(同)

 横山氏は『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』の出版にあたり、落語好きな年収1000万円以上のビジネスパーソンや会社経営者100人を対象にアンケート調査を行っている。その際に多く見られたのが「落語を聴くことでユーモアセンスが身についた」「笑いの要素を学ぶことでコミュニケーションスキルが上がった」という回答だ。

「彼らは『笑い』をビジネス上の重要なスキルと考え、落語を聴くことで笑いにつながる『間』のとり方、気の利いた言い回しを学んでいます。そして、緊張感のある会議や講演会などで、落語で培ったユーモアセンスを応用する。そういう人たちの講演は、やはり聞いていておもしろいと感じますね」(同)

『ビジネスエリートは、なぜ落語を聴くのか?』

年収1000万以上の約半数は落語好きだった。一流は落語に学ぶ。伝え方、“粋”と“野暮”、笑いのセンス、懐の深さ、成功の鉄則、覚悟の磨き方……仕事・人生のヒントは落語にある!

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