民進党、代表辞任の蓮舫氏が「当選できない」衆院鞍替えに必死の抵抗…大量離党の動き
国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。
学校法人「加計学園」の問題をめぐる閉会中審査が、7月24日に衆議院、25日に参議院の予算委員会で行われました。
民進党は、衆議院では大串博志議員、今井雅人議員、玉木雄一郎議員の3名が質疑を行いました。この人選は、党内情勢に非常に配慮した結果だと思います。それぞれのグループを代表した質疑者にすることで党運営に対する不満が広がらないように苦心した、とも聞いています。
しかし、参議院の質疑者については、党内から不満の声が多く聞かれました。蓮舫議員と桜井充議員だったからです。これには、民進党議員たちもツイッターなどで「参議院国対の強い圧力があったからだ」とぼやいています。
安倍晋三政権の支持率が下がったとはいえ、民進党の人気が上がっているわけではありません。しかし、蓮舫議員はそのことに気がついていないのでしょう。
実際、民進党の党員やサポーターへの御礼のはがきには、まるでブロマイドのような自身の写真を送りつけてきます。多くの党員やサポーターは「蓮舫さんは、自分のせいで民進党の人気が下がっているとは、まったく思っていないようだ」と、もはや期待することすらやめてしまっているのですが、そうした現実を理解していないようです。
肝心の質疑はどうだったのかといえば、いつもの「上から目線」の蓮舫節でした。疑惑解明というよりSMの女王様のようで、とても最後まで聞いていられませんでした。
桜井議員については、元政策秘書の投資詐欺事件がまだ解決していません。この件は、すでに「未遂」ではない事態となっています。秘書仲間にも被害に遭っている人たちがいます。しかし、桜井議員は秘書をクビにして自分は知らん顔です。
さらに、秘書が退職願を提出した日からさかのぼって解職の手続きをして、「自分は問題が発覚する以前に解雇しておりましたので、関係ありません」という態度を取っています。もちろん、詐欺は許されることではありませんが、10年も自分のために働いてくれた大事な秘書に対する扱いとしては、疑問が残ります。
しかも、桜井議員は1人区の宮城選挙区を野党共闘によって辛勝することができた恩も忘れているようです。25日の質疑では、山本幸三地方創生大臣に対して、「総理に聞いている。(山本大臣は)いらない、出て行けよ」と暴言を吐いて問題になりましたが、それを党内の仲間にとがめられると、「離党も考えている」などと言って党を牽制する始末です。なぜ桜井議員を質疑に立たせたのか、本当に不思議でなりません。
『国会女子の忖度日記:議員秘書は、今日もイバラの道をゆく』 あの自民党女性議員の「このハゲーーッ!!」どころじゃない。ブラック企業も驚く労働環境にいる国会議員秘書の叫びを聞いて下さい。議員の傲慢、セクハラ、後援者の仰天陳情、議員のスキャンダル潰し、命懸けの選挙の裏、お局秘書のイジメ……知られざる仕事内容から苦境の数々まで20年以上永田町で働く現役女性政策秘書が書きました。人間関係の厳戒地帯で生き抜いてきた処世術は一般にも使えるはず。全編4コマまんが付き、辛さがよくわかります。